2015/3/10-11 埼玉大学東京ステーションカレッジ

趣旨
パネル構成と時間割
報告要旨
報告原稿(3/2以降掲載)
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趣旨

〈間にあるもの〉を把握するためには、同時に2つ以上のものに目を配らなければならない。複数の要素を繋ぐ仲介人や境界を跨ぐ境界人といった存在はその一例である。複数性の間に彼/彼女らは存在しており、単一のものには決して還元できない。

対して、近代人文・社会科学が思考の中心に据えてきたのは、自己完結した個、つまり独立変数として設定しやすい主体なり構造である。この思考様式において、仲介人や境界人は「従属変数」として、周縁化・例外視されてきた。もちろん、人文学寄りの学問領域では、こうした状況に対する疑問は早くから呈されてきた。「マージナル・マン(境界人)」や「ディアスポラ」、「混淆性」、「エージェンシー」といった概念は、そこから生まれたアンチテーゼである。

だが、こうしたアンチテーゼが、旧来的な世界観を覆してきたかといえば、むしろそのなかでも周縁化されてきたといわざるをえない。わかりやすい研究成果を求める圧力が高まっている現在、〈間にあるもの〉を扱う研究はさらに矮小化されつつあるかもしれない。

では、こうした事態の責任は、〈間にあるもの〉の価値に気づかない旧来の学派の側にのみあるのか。むしろ、例えば混淆性に注目する研究が、混淆する前の純粋なものの存在を前提とし、無意識のうちに混淆性/純粋性を対立的に捉え、しかも純粋性をマジョリティや体制側なるものと重ね合わせることで、結果的に混淆性を特殊視し周縁化してしまってきたということはないだろうか。混淆性が本当にマイノリティだけの問題ではないのだとしたら、マジョリティや体制側のなかでも混淆性は大きな役割を果たしてきたはずである。

ロシア帝国を例に取ってみるならば、そのなかで、混淆性の典型とされるユダヤ人を虐げていた「体制派」は、いわゆるロシア人だけではなかった。ロシアの防人として、しかしロシア人とは異なる集団として自らを位置づけてきたコサックというもう一つの混淆的存在を忘れてはならない。ロシア人自身、「西」と「東」の間にある存在として自己定義することは少なくない。

そもそも、一般に人々のアイデンティティも、脈絡なく存在するのではなく、それが意味を持つ――つまり「自分らしくある」――場が想定されて初めて成立している。こう考えると、〈間にあるもの〉は、世の中の標準形態とさえいえる。そうであるならば、改めて、〈間にあるもの〉を中心に据え、それを周縁化することなく議論していく方法を探っていくべきではないのか。

本ワークショップでは、〈間にあるもの〉を実証的に探究してきた研究者が集まり、〈間にあるもの〉をどのように見出し、位置づけていくべきかについて、広く、深く、議論していきたい。その際、ロシアや中東、東アジアといった、近代科学によって切り込まれ、自らも一面でそれに合わせようとしながら、それに対するズレを顕在化させてもきた地域を基軸とする。

※大学関係者に限らず、どなたでも無料でご参加いただけます。申し込みも不要ですが、1日目の懇親会にご参加を検討されている方は鶴見(taro_tsurumiあっとyahoo.co.jp)までご一報いただけますと助かります。

主催:埼玉大学研究機構鶴見研究室
共催:新潟大学研究推進機構左近研究室
後援:科学技術振興機構

パネル構成と時間割

3月10日(火) 9:30-18:45

9:30-9:40 趣旨説明 鶴見太郎(埼玉大)

9:40-12:10 複数形の国際関係
鶴見太郎「ユダヤ人とロシア・ユダヤ人の間―基盤としてのロシア、媒介としてのユダヤ」
藤波伸嘉(津田塾大)「ギリシア国際法学とオスマン帝国―ヨルゴス・ストレイトを例として」
長縄宣博(北海道大)「反帝国主義の帝国としてのソ連―方法としての評伝カリム・ハキーモフ」
篠田英朗(東京外国語大):討論者

13:30-16:00  伝播と受容の間
斎藤祥平(北海道大)「亡命ロシア人の思想と先天的なもの/後天的なもの―N.S.トルベツコイのユーラシア主義の受容を中心に」
後藤正憲(北海道大)「モノと《場所》の領域化―ロシア・チュヴァシの在来信仰における空間の政治性」
後藤絵美(東京大)「現代のイスラーム運動における「信仰」―宗教復興と学問の脱宗教化の〈間にあるもの〉」
住家正芳(立命館大):討論者

16:15-18:45 海原に漕ぎ出す(新潟大学研究推進機構共催パネル)
東悦子(和歌山大)「文化のはざまへ漕ぎ出す移住者たち―<渡航案内>にみる異文化空間への準備」
根川幸男(同志社大)「間文化的空間としてのブラジル行き移民船―ブラジル行き日本人移民船客の世界学習」
左近幸村(新潟大)「ロシア義勇艦隊の理念と現実―海から見たロシア帝国の人の移動」
橋本順光(大阪大):討論者

19:00-21:00 懇親会(東京駅構内料理屋の予定。どなたでもご参加いただけますが、登壇者以外でご参加予定の方は、前日お昼すぎまでに鶴見までご連絡ください――なお、ご連絡がなくても、当日の座席状況によってはご参加可能です)

3月11日(水) 9:30-17:30

9:30-12:00 揺れ動く故郷
奈倉京子(静岡県立大)「「僑」(qiao)の含意―帰国華僑の文化実践・組織活動・故郷認識に関する考察から」
錦田愛子(東京外国語大)「パレスチナ人の移動とアイデンティティ―「国なき民」の抱くナショナリズム」
岩谷彩子(広島大)「起源と帰属―起源を逸失しつづけるロマの帰属意識をめぐって」
加藤有子(名古屋外国語大):討論者

13:10-15:40 境界の錯綜
松田ヒロ子(神戸学院大)「東アジアで〈間にあるもの〉を問う―グローバル化・「植民地」論・ナショナリズムの狭間で」
鄭百秀(桜美林大)「李光洙の「親日」イデオロギーにおける抗争」
東栄一郎(ペンシルベニア大)「開拓農業を通じた北米と満州のつながり―カリフォルニア日本人移民の逆移動と彼らの専門知識の移入過程について」
酒井哲哉(東京大学):討論者

15:55-17:30
総合討論

報告要旨(報告順)

3/10午前

鶴見太郎「ユダヤ人とロシア・ユダヤ人の間―基盤としてのロシア、媒介としてのユダヤ」

シオニズムの歴史認識では、ユダヤ人は独立した存在であり、それがイスラエル国家を持つに至ったとされる。ロシア帝国をはじめとしたディアスポラにおいても、ユダヤ人はほかから区別される独立したアイデンティティを持った存在として描かれる。しかし、ロシア帝国において、ユダヤ人はより複雑な集合意識を持っていた。そしてそれはロシア帝国が崩壊する際に当事者において明確に意識化されることとなった。本報告では、パリに亡命した自由主義系ロシア・ユダヤ人の週刊紙『エヴレイスカヤ・トリビュナ』を読み解くことで、ユダヤ人がロシアと不可分な存在として意識されていた側面を提示する。そのなかでは、例えば、後進的なロシアにおける西欧化の推進者として、あるいはロシアを強化するために経済面で貢献しうる者として、ユダヤ人は描かれていた。つまり、ユダヤ人はどこにいてもユダヤ人であるというのではなく、ロシアでこそ、ユダヤ人としての特性を発揮すると考えられていたのである。

藤波伸嘉「ギリシア国際法学とオスマン帝国―ヨルゴス・ストレイトを例として」

オスマン帝国は、近代を通じて、列強諸国が主導する西方キリスト教中心主義的な国際秩序の「例外」の役割をあてがわれた。その指標となったのが、単一不可分たるべきオスマン「主権」に埋め込まれた三つの「特権」、即ち外国人特権、特権諸州、そして宗教的特権である。ギリシア王国とオスマン帝国にまたがるギリシア正教徒にとり、これは特にカピチュレーション、クレタ、そして世界総主教座をめぐって争点化し、その各々が備える「特権」は、歴史的にも法的にも、ギリシア人の当然の正統な権利だと主張された。この際、ギリシア知識人はこれらの「特権」をどのような法的言説で正当化し、あるべき国制や国際秩序との関係でそれをどのように位置付けていたのだろうか。本報告では、バイエルン系三世にして新ファナリオットとも通婚し、アテネ大学国際法教授やギリシア外相を歴任したギリシア知識人、ヨルゴス・ストレイトの著作から、これらの問題を考察する。

長縄宣博「反帝国主義の帝国としてのソ連―方法としての評伝カリム・ハキーモフ」

ソ連邦は、民族を単位に自治の領域を与え、積極的格差是正措置を行使してある種の脱植民地化を実践すると同時に、共産党の画一的規律への服従を要求する帝国だった。これは近年有力な見方だが、基本的には従来の一国史的な時期区分を克服しておらず、民族や地域を分析単位として特権化したままである。しかしそれでは、ボリシェヴィキが瓦解した広大な旧帝国領を回収して新たな帝国を再建し、さらに反帝国主義を国外に投射しながら国際的な地位を回復し影響力を高めたという矛盾を孕んだ越境的な動態を捉え損ねる。本報告は、タタール人革命家・外交官カリム・ハキーモフ(1890-1938)の生涯を時代と地域で裁断することなく考察することを通じて、「反帝国主義の帝国」ソ連の理解を深めることを目的とする。その際、オレンブルグ、タシュケント、ブハラ、マシュハド、ジッダ、サナアという彼の足跡を辿り、ソヴィエト権力とムスリム世界の媒介者として彼が陥った困難に着目する。それは帝国秩序における個人の役割を再検討するにも役立つはずだ。

3/10午後①

斎藤祥平「亡命ロシア人の思想と先天的なもの/後天的なもの―N.S.トルベツコイのユーラシア主義の受容を中心に」

1917年のロシア革命後、プラハ、ウィーン、ベルリン、パリといった都市で1920年代および1930年代を過ごした亡命ロシア人にとって「ロシア」の示す内容が変化することは自然なことでもあった。ユーラシア主義者は、言語学、地理学、歴史学といった知識によってソ連領域に居住する民族間の結びつきを定義し、「多様な民族による協力、共生」を謳い、諸民族が起源を異にしていても共通点を見いだし協力できるとした。亡命直後は、祖国ロシアを一時的に失ったロシア人難民のアイデンティティとして、ソ連が安定化した1920年代後半には、ソ連への応用を前提としたイデオロギーとしてユーラシア主義は表明された。そして、ソ連への帰還の可能性が薄れた1930年代−−N. S. トルベツコイ(1890-1938)の思想は、ナチス・ドイツの人種論、言語論との対決に編み込まれていく。彼の人種、文化、言語に関する立場に共通するのは、言語にせよ民族にせよ先天的要素だけでは説明できず、後天的な発想も加味しなければならないという、両者のバランスを取ろうとする主張であったと言える。それが思想の受け手によってどう変化するのか。ひとつの例として、トルベツコイの論文「人種主義について」がプラハで発行されたドイツ語話者のための新聞『プラハ新聞』にてナチス批判論、ユダヤ人擁護論として紹介された問題を扱う。

後藤正憲「モノと《場所》の領域化―ロシア・チュヴァシの在来信仰における空間の政治性」

聖的なものへの人の信仰のあり方について考える上では、モノと場所の属性が二つの基本的な要素としてあげられる。例えば、「聖地」とされる場所への信仰においては、しばしばそこにあるより具体的なモノに対する畏怖が、その土台となっている。一般的にみて、個人的で身体的な体験に基づくモノへの信仰は、集団的な広がりを持つ場所の統括作用のもとで後景に置かれる。しかし個々の信仰においては、モノと場所を通して、それぞれ違ったやり方で世界の領域化が行われており、人は両者の間を互いに行き来しながら、世界についての理解を形成していると考えられる。本論では、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロシアのヴォルガ中流域におけるチュヴァシの在来信仰について書かれた記述から、その主な信仰の対象とされる二つの霊的存在をとりあげ、両者の信仰のあり方を対比させることによって、聖性の現れる中心がモノから場所へ、また場所からモノへと循環するベクトルを追う。

後藤絵美「現代のイスラーム運動における「信仰」―宗教復興と学問の脱宗教化の〈間にあるもの〉

現代史の中で重要な位置を占める出来事の一つに、1970年代以降に顕著となった宗教復興の動きがある。近代世界では政治や社会の脱宗教化が進行していくというテーゼが、宗教を前面に出した諸運動によって大きく揺さぶられたのである。本報告では、この動きを分析する視点にも脱宗教化が起こっていたことを指摘するとともに、現代イスラーム運動を例に、視点の脱宗教化によって見えなくなっていたものを明るみに出す。
 現代のイスラーム運動の活性化は、しばしば、貧困や格差など、現状に対する不満や社会的・政治的不安を原因とすると説明されてきたが、果たしてそれだけだったのか。本報告では、2000年代半ばに放映された衛星放送チャンネルの宗教番組を取り上げ、その問いの答えを探る。登場するのは、エジプトの人気説教師アムル・ハーリド(1967- )と彼の説教に集まった若い聴衆である。「礼拝」に関するハーリドの説教の様子を見ていく中で、本報告では、現代イスラーム運動に特徴的なものの一つを明らかにする。


3/10午後②

東悦子「文化のはざまへ漕ぎ出す移住者たち―<渡航案内>にみる異文化空間への準備」

移民が渡航先の情報を得る手段として「渡航案内」や「船内新聞」があった。またブラジル移住者の拠点として神戸に「国立移民収容所」(1928年設立)があり、渡航前の事前教育の場となった。移民は日本と渡航先という異文化空間へ旅立つ前段階として、「渡航案内」から情報を得て出発港へ向かう。これが異なる文化空間への移動の開始である。次に移民収容所という異文化空間で1~2週間を過ごし、その後、船という異空間での「船上生活」を経て、ブラジルという異文化世界に到着した。この文化のはざまにおいて、資料では例えば、船上での裸体や寄港地で乳児を背負う行為を禁ずる項目などが現れ、移民を西洋基準の「一等国民」として文明化するという意図が看取されると共に、日本国民として恥じないようにという点で、「日本国民」であるとの意識が強化されたのではないか。「渡航案内」という資料を中心に、渡航前および渡航中の船上生活に焦点を当て、異文化適応という視点から移民・海外渡航者を捉えてみたい。

根川幸男「間文化的空間としてのブラジル行き移民船―ブラジル行き日本人移民船客の世界学習」

移民船は、移民という労働力を運ぶ船であるとともに、彼らのもつ文化や世界観の運び手でもあった。戦前期の日本~ブラジル航海は、36日から70日をこえる日数を要し、日本の常民が経験した史上最長の航路であった。この間、赤道祭や運動会などさまざまな娯楽やサービス、スペイン語・ポルトガル語教室や小学校などの教育・文化活動が実施され、移民船客たちによって文明化の道具(ツール)である新聞も発行されていた。本報告では、1920~30年代のブラジル行き移民船に焦点化し、移民船とそれを取り巻く空間を間文化的空間として捉える。ここでいう<間>は、陸と海、日本(故郷)とブラジル(異郷)、日本文化と西洋文化(なかば想像上の)など、重層的な<間>を想定している。船内新聞や写真資料などを通じて、日本人移民船客が神戸から香港、シンガポール、コロンボ、ケープタウン、リオデジャネイロと移動していくなか、それらの<間>で、彼らが何を見聞し、どのような経験をしたのか。また、近代日本の常民が移民船という空間において、どのように自らの世界観を変容させていくのか。「世界学習」というキーワードを手がかりに、それらの問題を考えてみたい。

左近幸村「ロシア義勇艦隊の理念と現実―海から見たロシア帝国の人の移動」

ロシア義勇艦隊の理念と現実:海から見たロシア帝国の人の移動
本報告では、1883年から日露戦争勃発までロシア人のロシア極東移住への重要な手段となった義勇艦隊の活動を取り上げる。義勇艦隊は半官半民の組織であるが、日露戦争後も大西洋を越えるアメリカへの移民やメッカ巡礼者の輸送など、帝政末期ロシアの大規模な人々の移動を考える際、無視できない存在である。しかし義勇艦隊は本来、民間人の輸送を目的として設立されたものではない。あくまでも海洋国家イギリスとの戦争を想定して設立されたもので、第一の任務は戦時の哨戒活動のはずだった。こうした設立時の理念と実際は茶や人の輸送で活躍するという現実の乖離は、関係する省庁の思惑も絡んで、義勇艦隊の活動を迷走させることになる。本報告では、義勇艦隊をめぐって官民にどのような議論があったのかを紹介するとともに、その議論が実際の義勇艦隊の活動にどのように反映され、議論にはね返ったのかという問題に迫ってみたい。

3/11午前

奈倉京子「「僑」(qiao)の含意―帰国華僑の文化実践・組織活動・故郷認識に関する考察から」

本報告は、僑郷(華僑華人の父方祖先の故地)と東南アジア華人社会の間にいる存在(中間的/仲介的存在)である帰国華僑に注目し、彼らを「華南」のなかで捉えていく。ここでいう「華南」とは、中国の沿海地域(主な僑郷の広東、福建、浙江、雲南)に加え、香港、マカオ、台湾、東南アジア華人社会を含めた拡大地域を指すこととする。帰国華僑の帰還現象とその後の生活世界を、当事者を主体とする実証的なレベルから把握することにより、間地域的な連携が創り出す社会関係を解明し、移動と集団・文化との関係、エスニックグループを超える広域地域への帰属意識の生成を「僑」概念を手掛かりに明らかにする。

錦田愛子「パレスチナ人の移動とアイデンティティ―「国なき民」の抱くナショナリズム」

パレスチナ人は、国民国家を基礎単位とする中東での近代諸国体制への移行過程において、自前の国家をもちそこねた人々である。故郷の土地を占領してイスラエルという国家が作られたため、彼らは他の国で国籍または居住権を取得し、生きる道を強いられてきた。とはいえ他の国籍を取得しても、人々はパレスチナ人としてのアイデンティティを捨てたわけではない。むしろ複数の国籍を、パレスチナへ通ったり住んだりすることを可能にし、パレスチナとの関係を強めるために利用する場合もある。ここからは、国家のいわば「間」に住みながら、むしろ特定のネイション(パレスチナ)への帰属意識を維持しようとする姿勢がうかがわれる。本報告では、パレスチナ人による国籍や旅券の取得状況を、統計や事例の分析を通して示し、「間」に住む現状を指摘する。その上で、人々が維持する親族間のつながりや、ナショナル・アイデンティティの発現の様子に触れ、「国なき民」の抱くナショナリズムの実態を明らかにしていく。

岩谷彩子「起源と帰属―起源を逸失しつづけるロマの帰属意識をめぐって」

ロマとは、「ジプシー」「ツィガン」などと呼ばれ、人口約800万人から1000万人といわれる、ヨーロッパを中心に世界各地で生活している人々である。彼らの起源がどこなのか、それは常に彼らの周囲の人々によって語られてきた。18世紀末に彼らのインド起源説が唱えられて以来、限られた資料と言語学的な研究から、彼らは早くて3世紀遅くとも9世紀にインドから世界各地へ、異なる経路をたどって移動した人々であるとされている。しかし、インドからの出立時期や出立の場所を決定づける歴史資料は見つかっていない。複雑な移動経路と離散の歴史をもつ彼らは、ひとつの「故郷」や「帰還先」を共有することができない人々である。単一の「故郷」を共有できないために、彼らはディアスポラの議論でも、また移民や難民の議論のなかでも常に例外的に扱われてきた。
 本報告では、ギリシャとルーマニアのロマの起源と帰属意識が、いかに彼らの移動の歴史とホスト社会の政策の中で形づくられてきたのか、現地調査の結果をふまえて明らかにする。そこから見えてくるのは、トランスナショナルなマイノリティとしての外部からのまなざしと彼らの帰属意識との乖離である。その一方で、グローバルな「ジプシー」表象の広がりのもと、外部からのまなざしやイメージをとりこみながら自ら「ジプシー・ディアスポラ」となる人々も現れている。ロマ/「ジプシー」として語られる人々が起源をめぐる言説との間に抱える裂け目や断絶は、起源を共有することの意義を根本から問い直すとともに、土地に収斂しない帰属と連帯の可能性を示している。

3/11午後

松田ヒロ子「東アジアで〈間にあるもの〉を問う―グローバル化・「植民地」論・ナショナリズムの狭間で」

台湾における学生の立法院(国会)占拠、香港の民主化デモ、中国新疆ウイグル自治区で頻発したデモとテロ——この一年間に東アジアで見られた、世界的にも注目を集めた市民による集合行動は、いずれもローカルな或はエスニックなアイデンティティの実体性を主張し、国民政府に対抗する形で住民による自治を要求した。東アジアにおいて<間にあるもの>の現代史を構想する研究者は、これらの政治的現実と向き合わざるをえない。日本においては、近年、沖縄県の本土からの経済的、政治的自立と分離独立を主張する声が高まりつつある。その背景には、沖縄県が日本から自律した文化的主体であると同時に日本の「国内植民地」として犠牲を強いられてきたとする歴史的想像力があり、それが日本からの「民族独立」を要求する言説へと結びついている。このような言説状況において、東アジアの<間にあるもの>の現代史を構築することにはどのような意味があるのだろうか。本報告は、現実の政治的、社会的状況の中で、<間にあるもの>の現代史を問うことの意義と困難さについて、東アジア、特に沖縄の状況をふまえて問題提起したい。

鄭百秀「李光洙の「親日」イデオロギーにおける抗争」

李光洙は、植民地朝鮮の民族主義啓蒙運動団体「修養同友会」の、実質的指導者の本人も含めて会員四一人が治安維持法違反で起訴(1937年8月から181人逮捕)されてから、全員無罪判決で釈放される最終審(1941年11月)にいたる期間に、いわゆる「親日」思想に転向した。1940年8月第二審で懲役五年に処せられていた李光洙は、その思想弾圧、本人からすると思想転向の時期に、「事変に黙って処する」という協力態度で一貫する、『文學界』の編集者小林秀雄に「行者」というエッセイを送った。本発表では、「行者」(『文學界』、1941年3月)というテクストの分析を通して、植民地朝鮮で強制されていた「内鮮一体」を李光洙の文学思想はどのように捉えていたのか、そして、「事変に黙って処する」だけでは「思想転向」者として扱われない植民地知識人の立場から国家の戦争イデオロギーに対して何を問おうとしたのかを明らかにしたい。

東栄一郎「開拓農業を通じた北米と満州のつながり―カリフォルニア日本人移民の逆移動と彼らの専門知識の移入過程について」

開拓農業を通じた北米と満州のつながり:アメリカ西部の日本人移民の逆移動と彼らの専門知識の満州への移入過程について本発表では、1920 年代以降、近代的大農の「専門家」としてカリフォルニアから満州に渡り、南満州鉄道や満州拓殖公社などのテクノクラットや嘱託として働いた(元)北米移民の活動について考察する。日本の満州研究は、加藤完治などが唱えた国粋的農本主義に基づいた小農家族単位の 「開拓」や、いわゆる「北海道農法」の導入経過とその効果を中心課題としている場合が多いが、日本帝国の植民地開拓農業と北米移民体験との関連性についての考察はほとんどなされていない。本発表は、いかに北米式の開拓農業、特に大規模「機械農業」が満州開拓事業の一つの重要な潮流をつくっていたか、 そしてそれを元北米移民がいかに支えていたかを主題とする。日本やアメリカの満州植民史専門家が、もっぱら日本のナショナルヒストリーの範疇で、東アジアにおける人的、物資的、また思想的な動きを考察しているという傾向が、満州植民と北米移民との密接なつながり、そして満州開拓農業が持つ国際的な側面を見逃す結果を生み出していたと考えられる。この発表ではそうした歴史研究上の問題点を指摘し、それを補うた めに複数帝国間の 移動というト ランスナショナルな視点を持つ事の重要性を考察してみたい。

報告原稿

3/2以降に
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登壇者プロフィール(登壇順)

3/10午前

鶴見太郎(つるみたろう) 埼玉大学研究機構准教授。歴史社会学、ロシア・ユダヤ史、シオニズム史。主な著作に『ロシア・シオニズムの想像力―ユダヤ人・帝国・パレスチナ』東京大学出版会、2012年、"An Imagined Context of a Nation: The Russian Zionist Version of the Austrian Theory of Nationality," in Brian Horowitz and Shai Ginsburg eds., Bounded Mind and Soul: Russia and Israel, 1880-2010, Bloomington: Slavica Publishers, 2013; "Jewish Liberal, Russian Conservative: Daniel Pasmanik between Zionism and the Anti-Bolshevik White Movement," Jewish Social Studies (forthcoming).

藤波伸嘉(ふじなみのぶよし) 津田塾大学国際関係学科准教授。近代オスマン史。主な著作に『オスマン帝国と立憲政-青年トルコ革命における政治、宗教、共同体』名古屋大学出版会、2011年。「オスマン帝国と『長い』第一次世界大戦」池田嘉郎編『第一次世界大戦と帝国の遺産』山川出版社、2014年、191–218頁。「主権と宗主権のあいだ―近代オスマンの国制と外交」岡本隆司編『宗主権の世界史―東西アジアの近代と翻訳概念』名古屋大学出版会、2014年、49–87頁。

長縄宣博(ながなわのりひろ) 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授。中央ユーラシア近現代史、ロシアのイスラーム。主な著作に“Holidays in Kazan: The Public Sphere and the Politics of Religious Authority among Tatars in 1914,” Slavic Review 71, no. 1 (2012); “The Hajj Making Geopolitics, Empire, and Local Politics: A View from the Volga-Ural Region at the Turn of the Nineteenth and Twentieth Centuries, ” in A. Papas, T. Welsford, and T. Zarcone, eds., Central Asian Pilgrims: Hajj Routes and Pious Visits between Central Asia and the Hijaz (Berlin: Klaus Schwarz Verlag, 2012); “A Civil Society in a Confessional State? Muslim Philanthropy in the Volga-Urals Region,” in A. Lindenmeyr et al., eds., Russia’s Home Front, 1914-1922: The Experience of War and Revolution (Bloomington: Slavica Publishers, forthcoming in 2015).

篠田英朗(しのだひであき) 東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授。国際関係論、平和構築。主な著書に、『平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析』(創文社、2003年)、『『国家主権』という思想』(勁草書房、2012年)、『平和構築入門―その思想と方法を問いなおす』(ちくま新書、2013年)

3/10午後①

斎藤祥平(さいとうしょうへい) 北海道大学大学院文学研究科博士後期課程。言語学者ニコライ・トルベツコイ(1890-1938)および、1930年代亡命ロシア人を中心としたロシア思想史。主な著作に「オルタナティブとしてのユーラシア主義:言語学者N.S.トルベツコイによるソ連とナチスへの思想的反応」『スラヴ研究』第58号、229-252頁、2011年。 Евразийская альтернатива: Н.С. Трубецкой и интеллектуальная оппозиция Советскому Союзу и нацистской Германии (「ユーラシアというオルタナティブ:N. S.トルベツコイとソ連とナチスドイツへの知的反応 」原語ロシア語) // Форум новейшей восточноевропейской истории и культуры (Katholische Universität Eichstätt-Ingolstadt, Zentralinstitut für Mittel- und Osteuropastudien). №.1. C.181-190. 2012.「ユーラシア主義と民族の「起源」問題—言語学者N.S.トルベツコイの一九三〇年代後半の著作の受容をめぐる一考察—」『ロシア史研究』第92号、43-66頁、2013年。

後藤正憲(ごとうまさのり) 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター助教。文化人類学。現代ロシアにおける経済・文化的実践。主な著作に “Metamorphosis of Gods: A Historical Study on the Traditional Religion of the Chuvash, ” Acta Slavica Iaponica. XXIV, 2007, pp.144-165; 「思いだすために忘れる――チュヴァシ農村における集団化の記憶」小長谷有紀、後藤正憲編著『社会主義的近代化の経験―幸せの実現と疎外』(明石書店、2011年)317-342頁; 「複合する視線――チュヴァシの在来信仰とロシア正教会」塩川伸明・小松久雄・沼野充義・宇山智彦編『ユーラシア世界 第1巻〈東〉と〈西〉』(東京大学出版会、2012年) 183-206頁。

後藤絵美(ごとうえみ) 東京大学東洋文化研究所助教。西アジア・中東地域研究、イスラム文化・思想、服飾文化史。主な著作に『神のためにまとうヴェール―現代エジプトの女性とイスラーム』中央公論新社、2014年、「イスラームの女性観―聖典と日常のあいだ」『年報地域文化研究』1 (2006)、64-88頁、共訳に『「女性をつくり変える」という思想―中東におけるフェミニズムと近代性』(明石書店、2009年)

住家正芳(すみかまさよし) 立命館大学産業社会学部准教授。宗教社会学理論、近現代日本と中国における社会進化論と宗教。おもな著作に、「ナショナリズムはなぜ宗教を必要とするのか:加藤玄智と梁啓超における社会進化論」『宗教研究』376、2013年、「内村鑑三はベンジャミン・キッドをどう読んだか:社会進化論の影響の一断面」『立命館産業社会論集』48/ 4、2013年、"Social Darwinism and Religion: The Cross-Cultural Experiences of Liang Qichao and Nitobe Inazo," Comparative Studies on Regional Powers 13, 2013.

3/10午後②

東悦子(ひがしえつこ) 和歌山大学観光学部准教授。東悦子(ひがしえつこ)和歌山大学観光学部准教授。和歌山県における移民研究。英語教育。「ブラジル移住者の渡航前準備―『ブラジル渡航の栞(一)を中心に―』)『和歌山大学紀州経済史文化史研究所紀要第35号』「移民史に残る紀州の真珠貝ダイバー―西オーストラリア ブルームを訪ねて―」『和歌山大学紀州経済史文化史研究所紀要第28号』「移民用英語教材―筋師千代市『英語獨案内』―再考」『和歌山大学紀州経済史文化史研究所紀要第26号』

根川幸男(ねがわさちお) 同志社大学日本語・日本文化教育センター嘱託講師。近現代日本人移植民史・日系文化研究。おもな著作に、(共編著)『トランスナショナルな「日系人」の教育・言語・文化―過去から未来に向って―』明石書店、2012年、(単著)“Tipologia e Característica das Instituições Educacionais Nikkeis no Brasil do Período Pré-Guerra”, Anais do VII Congresso Internacional de Estudos Japoneses, São Paulo:FFLCH/USP, 2009, pp. 303-310.(単著)「近代における一日本人キリスト者の越境ネットワーク形成―小林美登利の移動と遍歴を事例として―」『日本研究』第46集、国際日本文化研究センター、2012年、89-122頁

左近幸村(さこんゆきむら) 新潟大学研究推進機構超域学術院准教授。近代ロシア史。主な著作に、(編著)『近代東北アジアの誕生:跨境史への試み』北海道大学出版会、2008年、(単著)「経済的相互依存関係の深化とヨーロッパ社会の変容」小野塚知二編『第一次世界大戦開戦原因の再検討;国際分業と民衆心理』岩波書店、2014年、89-122頁、(単著)「19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシアの茶貿易:汽船との関連を中心に」『スラヴ研究』59号、2012年、61-90頁

橋本順光(はしもとよりみつ) 大阪大学大学院文学研究科准教授。19世紀末を中心とする日英交流史。主な編著に『欧州航路の比較文学(仮)』(青弓社近刊)、Yellow Peril, A Collection of Historical Sources (Edition Synapse, 2012),共著にThe Russo-Japanese War in Global Perspective (Brill, 2007)

3/11午前

奈倉京子(なぐらきょうこ) 静岡県立大学国際関係学部講師。専門・対象地域:文化人類学、中国地域研究、中国系移民研究、マイノリティ研究。主な著作に『帰国華僑:華南移民の帰還体験と文化的適応』(風響社、2012年)、『中国系移民の故郷認識:帰還体験をフィールドワーク(京都文教大学文化人類学科ブックレット)』(風響社、2011年)『「故郷」与「他郷」:広東帰僑的多元社区、文化適応』(北京:社会科学文献出版会、2010年10月)

錦田愛子(にしきだあいこ) 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所准教授。パレスチナを中心とする中東地域研究。関連する業績に、『ディアスポラのパレスチナ人―「故郷(ワタン)」とナショナル・アイデンティティ』(有信堂高文社、2010年)、「パレスチナ人のグローバルな移動とナショナリズム―「中心」を相対化する「周辺」の日常実践」『グローバリゼーションズ-人類学、歴史学、地域研究の現場から』(弘文堂、2012年)、“Palestinian Migration under the Occupation: Influence of Israeli democracy and Stratified citizenship” Sociology Study, Vol.3, No.4 (2013).

岩谷彩子(いわたにあやこ) 広島大学大学院社会科学研究科准教授。専門: 文化人類学、ロマ/「ジプシー」研究。関連する業績に、 (単著)「表象の彼方へ―出会いそこね続ける『ジプシー』のために」、2008年、李仁子・金谷美和・佐藤知久編『はじまりとしてのフィールドワーク-自分がひらく、世界がかわる』、昭和堂、66-85頁、(単著)『夢とミメーシスの人類学―インドを生き抜く商業移動民ヴァギリ』、2009年、明石書店、(編著)『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』、2011年、せりか書房

加藤有子(かとうありこ) 名古屋外国語大学外国語学部准教授。ポーランド文学・文化、表象文化論、主な著作に『ブルーノ・シュルツ―目から手へ』(水声社、2012)、「ポーランド・ウクライナ国境地帯からみた「ヨーロッパ」-ユーリィ・ アンドルホヴィチとアンジェイ・ スタシュクの中欧論」『現代思想』42(2014)、 「両大戦間期ガリツィアの文芸界とユダヤ人」『ユーラシア世界―第二巻ディアスポラ論』(東京大学出版会、2012)

3/11午後

松田ヒロ子(まつだひろこ) 神戸学院大学現代社会学部准教授。東アジア地域研究、沖縄と台湾の近現代史。関連する著作に(共著)『石垣島で台湾を歩く:もうひとつの沖縄ガイド』(2012年、沖縄タイムス社)、 (単著)“Becoming Japanese in the Colony: Okinawan Migrants in Colonial Taiwan” Cultural Studies 26:5 (2012)、(単著)「台湾における日本統治期の遺構の保存と再生:台北市青田街の日本式木造家屋を中心に」蘭信三(編)『帝国以後の人の移動:ポストコロニアリズムとグローバリズムお交錯点』(2013年、勉誠出版)

鄭百秀(ちょんべっくす) 桜美林大学リベラルアーツ学群教授。 比較文学・韓国文学。著作:『韓国近代の植民地体験と二重言語文学』(韓国語)亜細亜文化社(ソウル)、2000年、『コロニアリズムの超克』草風管、2007年、『日韓近代文学の交差と断絶-二項対立に抗して』明石書店、2013年

東栄一郎(あずまえいいちろう) ペンシルベニア大学歴史学部准教授。アジア系 アメリカ人研究、アメリカ移民史・人種関係史、太平洋関係史、日本帝国史と帝国圏外への移民史の接点。主な著作に、
単著, Between Two Empires: Race, History, and Transnationalism in Japanese America (New York: Oxford University Press, 2005)=『日系アメリカ移民 二つの帝国のはざまで』(明石書店、2014); 共編(with Gordon H. Chang), Yuji Ichioka, Before Internment: Essays in Prewar Japanese American History (Stanford: Stanford University Press, 2006); 論文、“Pioneers of Overseas Japanese Development: Japanese American History and the Making of Expansionist Orthodoxy in Imperial Japan” Journal of Asian Studies 67:4 (November 2008): 1187-1226.

酒井哲哉(さかいてつや) 東京大学大学院総合文化研究科教授。日本外交史・国際関係思想。おもな著作に、『近代日本の国際秩序論』(岩波書店、2007年)、『大正デモクラシー体制の崩壊』(東京大学出版会、1992年)、(共編)『帝国日本と植民地大学』(ゆまに書房、2014年)

会場へのアクセス


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サピアタワーのストリートビュー

埼玉大学東京ステーションカレッジ
千代田区丸の内1-7-12サピアタワー9階
(ホテルメトロポリタン丸の内と同じ建物ですが、下の写真の通り、1階から入って3階のオフィス用入口にお進みいただき、本ワークショップの受付で入館ICカードをお受け取りください。一般の受付ではありません。カードについては、オフィス用出入口からお出になる場合は、同建物のコンビニ等に行く場合でも、必ず一旦受付にお返しください)

交通:東京駅日本橋口(東京駅構内ではしばらく「八重洲北口」の案内に従ってください)から出てすぐ左手の建物です。八重洲北口から建物までも徒歩3分ほどです。山手線ホームから会場の教室までは7、8分かかります。大手町駅、
日本橋駅も徒歩圏です。
※両日とも30分前に開場します。
※会場での写真・映像撮影はご遠慮ください。






このドア付近に受付デスクを設置する予定です(上の写真)。一般の受付とは異なりますのでご注意ください。反対側にスターバックスがあります。


左側の会議室を使用します。トイレはこのカレッジの外の共用のものをお使いください