Center for Research and Training on International Development

国際開発教育研究センター      

インターンシップ体験記


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遠藤 紗織 (GY5期生・経済学部/右)
実施国:ラオス ビエンチャン

9月1日から25日までラオス民主共和国の首都ビエンチャンにあるJ-MARTでインターンシップを行いました。J-MARTはラオスで小売業・卸売業を主な業務としている日系企業です。私はそこのオフィスで広告作りや在庫管理、仕入れ業務などを行いました。このインターンシップに申し込んだ目的は、元々物流業に興味があり、小売や卸売を取り扱うこのインターンシップに参加することで実務的な知識・能力を吸収したかったからと、「ビジネスを通して国際開発に関わる」というキャッチコピーに単純に興味を持ったからでした。実際行ってみると、前者に関しては大いに学ぶことがありました。特に売り上げをあげるには、売り上げ状況と客層の把握が重要で、ニーズに応えること、更に広告などによりそれを創出することが大切なのだと分かりました。後者に関して直接的に関わることはできませんでしたが、J-MARTで利益を生み、そのお金をJ-MARTの母体である会社が国際開発に充てていることで、間接的に関わっていることが分かりました。正直これに関しては、多少の落胆の気持ちもありますが、目的を明確、具体的に持って行動していなかった自分に非があるのだと気付きました。今回のインターンで学んだこと、反省を目前に迫る進路決定に大いに役立てたいと思います。最後に、このような貴重で有意義な機会を下さったアイ・シー・ネットの方々、丁寧に業務のことを教えてくださったJ-MARTのスタッフの方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
  

  








加藤 みつき(GY5期生・経済学部/前列左から4番目)

実施国:インド

私は、社会にポジティブなインパクトを与えられる人になろうと志を立てました。世界のどこにおいても、人々の抱える悩みや不便を、持続性のあるビジネスで解決に向けて貢献できる人になりたいです。このように強く思えるようになったのは、v-sheshでの一ヶ月間のインターンシップの経験とそこから得た学び、そして目標とする人に出会い、その考え方に触れられたことによります。v-sheshはインド国内において就労及び学習の機会が充分に与えられてこなかった障がい者、現在では特に聴覚障がい者に対して、仕事を持ち、自力で稼げるようになるという価値を与えるため、有償の職業訓練を提供しています。これにより、インド国内において社会的に不利な境遇にある障がい者の抱える貧困問題の解決の一端を担っています。v-sheshでのインターンシップを通じて、お互いの世界観や考え方の基準が異なる中で、どのような人とでも顔を突き合わせて、じっくり向き合えるという自信がついた他、実態を把握し、物事を難しくしている原因について、深く考える必要性を学びました。また、フィールドを問わず、世界に必要な価値を提供し続けているv-sheshの共同設立者の方とのお話の中で、社会の問題は今自分がいる場所にも沢山あるということに気付きました。v-sheshでの学びを次につなげ、将来成すべきことを成し、社会に還元することは、今回インターンシップの機会を頂き、またその実施にあたり支えてくださった方々への恩返しにもなるはずです。この経験を通じ、学び、考えたことを、必ず将来に活かします。

    

  

岡部 優 (GY5期生・経済学部/右から3番目)
実施国:インド

私は20159月に3週間、インドのムンバイにインターンシップで出向き、貧しいガンの子供達に栄養剤を供給する活動を行っている現地NGOの運営のお手伝いをしました。そこでの失敗経験を通じて社会人として少し成長したように感じています。私に与えられた大きな仕事は、現地日本人向けのチャリティーイベントの企画・運営すべてを任されたことです。大使館や学校、日本食レストランなどの多くの機関に電話やメールをし、イベントの宣伝をしましたが、現地日本人集めに苦労し、思うように集客できず、イベントは中止となってしまいました。責任感の強い私は、初めのうちは企画倒れになってしまったという負の側面しか見ていませんでしたが、何とかお話だけでもさせてもらえないかと個人的にお声掛けしたところ、10名の日本人の方々にお会いし、アドバイスや激励の言葉をいただきました。また、3週間のインターンシップ中は、職場の同僚のお宅でホームステイをさせていただきました。食べ物や水の管理には特に注意をしてくださり、おかげさまで体調を崩すことなく、現地の人々と同じ生活を味わえたことをとても嬉しく思います。イベントは失敗に終わってしまいましたが、電話を取り次いでくださったインド人の方々、陰で応援してくださった職場の皆様、仕事での失敗という初めての経験のきっかけを作ってくださった埼玉大学及び埼玉県の関係者の皆様、インターンシップ先を紹介してくださったAbhishekさんなど、多くの方々に支えられているという感謝の気持ちや、人とのつながりの大切さを実感しました。最後に、これまで心配しながらも私の好きなことをさせてくれ、いつでも応援してくれる両親にも感謝したいです。本当に有難うございました。






 

  







片島 なつみ(GY5期生・教養学部/右から4番目)

実施国:ベトナム

私はベトナムのハノイにあるJICAベトナム事務所にお邪魔して、首都ハノイ、郊外のニンビン、ハロン湾で3週間のインターンシップをさせて頂きました。ニンビンでは、観光業を推進する青年海外協力隊の方について、観光パンフレットの翻訳補助をしたり観光地の視察に同行したりしました。ハロン湾では、日本の大学院教授とその学生が、現地当局と共にハロン湾の環境政策に関する会議や取り組みを視察しました。最後にハノイに戻ってきてからは、事務所に出勤し興味関心分野を深めていきました。その中でベトナム事務所でも注力する人材育成の分野を深く知りたかったので、関係者にアポをとり訪問しお話を伺うことを続けました。インターンシップから4か月が経とうとしており、私は現在就職活動に日々勤しんでおります。時間を経てベトナムでの経験を冷静に振り返り、就職活動をしている今だからこそ気づくことがあります。それは、相手に興味をもって良いお話を引き出すことのできる聴き方が如何に大切か、ということです。ニンビンでもハロン湾でもハノイでも、初対面の大人と対峙し、短くて30分、長くて5日間をかけてお話をしましたが、能動的にお話を伺うときは決まって相手の反応も良く、また自らの深い理解にも繋がりました。しかし、質問をあまり準備していかなかったり相手の仕事に興味が持てないままインタビューをしたりしたときは、自分が聞きたいことの軸が定まっていないので妙な沈黙が続いたり不穏な空気になってしまったりすることがありました。現在の就職活動でもOB・OG訪問や企業の人事の方とお話する時に、同じことを感じます。海外インターンシップと国内の就職活動、関連付けることが難しいと思う人も少なくないかもしれませんが、年齢、国籍問わず「ヒト」が結び付けられる機会であるという共通項を持っています。それを早い段階で実感させていただけたことは、何物にも代えがたい財産であると思います。私をインターンとして受け入れてくださったJICAベトナム事務所の方々、ご支援を頂いた埼玉大学教職員の皆様に深く感謝申し上げたいと思います。

            

  

土屋 健太(GY5期生・教養学部/左)
実施国:インド

インド・タミルナドゥ州の都市チェンナイを拠点とする社会企業「v-shesh」にてインターンシップを経験した。仕事としては障害者の高等教育ドロップアウトに関する調査に携わり、主に統計データの分析を行った。調査のために特別支援学校を訪問し、障害を持った中学生に直接話を聞く機会にも恵まれた。上司からは毎週一つの社会問題に関して考えろと宿題を出され、通勤途中は常に街を観察し、家に帰れば毎日のように新聞を読んだ。タミルナドゥ州主催の「Global Investors Meet」にも参加し、急激な成長を遂げるインド経済の勢いを目の当たりにした。滞在中は上司の家にホームステイをしたが、食事が全てベジタリアン料理であったこともあり、当初は現地の生活に馴染めるか不安があった。しかしそこで再び、人との出会いに感謝することとなる。ホストファミリーは毎日あたたかく話しかけてくれた。近所に住む方は市の中心部へ観光に連れて行ってくれた。教会では親切なおじさんにお世話になった。住宅地で会った子供たちとは一緒にサッカーをして遊んだ。現地の大学生と共にホームレスへの食料配給を行い、貧困について語り合った。彼らとの出会いのおかげで、日本に居ては決して分からなかったこと、現地に入らなければ考えもしなかったであろうこと、本当に貴重な経験をすることが出来た。帰り際に上司が、「さて、お金はいくら払ってもらおうかな?」と聞いてきた。始めはそれを真に受けてしまったが、どうやらインディアンジョークであったようだ。「私たちが与えたものを、今度は君が、社会に還元すればそれでいい」と、彼は言う。これから社会人となるにあたり、考え続けなければならない宿題である






 

  








小嶋 早智(GY5期生・教養学部/左)

実施国:インド

私はネパール、ブータン、チベットに囲まれ、インドの北東部に位置するシッキム州という所へ行き、エコツーリズムの促進と環境保全をするECOSSというNGOで4週間インターンシップをさせていただきました。まず一週間目はシッキム州政府の方にシッキム州の政治や観光について聞いたり、シッキム州でJICAのプロジェクトリーダーをされている日本人の方に実際のプロジェクトの様子を聞いたりなどして、シッキム州の基本的な歴史や政治、現在の社会状況について勉強させて頂きました。2週間目から3週間目は、4つの村を訪問して、私は「どのようにエコツーリズムが地域社会に経済的に貢献しているのか」というテーマのもと村民に聞き取り調査を行いました。その調査期間中は私も観光客と同様にホームステイ体験をさせてもらい、4週目にはエコツーリズムの分析と村で行った調査結果についてまとめて発表しました。エコツーリズムは地域社会に貢献しているのですが、本当に貧困層の人々はあまり利益を得られていないのが現状です。貧困層をビジネスに巻き込み、貧困問題を解決していくことの難しさを学びました。また、私は1週間目に食中毒になってしまい数日間寝込んでしまいました。その際に医者を呼んでくださったり、毎朝手作りのヨーグルトを届けて頂いたり、薬を買ってきてくださったりと、現地の方々には大変お世話になりました。4週間のインターンシップを無事終えることができたのも、周りの人々の支えがあったからです。体調管理ができなかったのを反省するのと共に、現地で支えて下さった方々、埼玉大学でインターンシップの手助けをしてくださった先生方や職員の方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。漠然とではありますが、このインターンシップを通して「社会に貢献する」という気持ちがより一層強くなりました。

            

  

金子 万次郎(GY5期生・教養学部/右)
実施国:インド

私は、インドのシッキム州で約1か月間インターンシップを行った。シッキム州は多様な宗教・人種を背景に、豊かな文化が存在する場所だ。その文化に劣らず魅力的なのが、自然環境だ。州の西部には世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガ (標高8586m) がそびえ立つ。州の約3分の1は森林で、多種多様な生物の住みかとなっている。インターンシップ先のEcotourism and Conservation Society of Sikkim, (ECOSS)は、シッキム州でエコツーリズムの推進、環境・文化保全を目標に活動しているNGOだ。今回のインターンシップでは、ECOSSのスタッフとして活動するのではなく、自分の興味・関心に基づいてエコツーリズムについての学びを深めていくという自立的な内容のものであった。2週間程度の日程で4つの農村を訪問・ホームステイし、エコツーリズムがどのように働いているかを、身をもって学べたことは非常に貴重な時間であったと思う。農村では、エコツーリズムに携わる人々に直接話を聞いたり、自身で作成した環境意識アンケートを行ったりし、それが持つ利益や改善点を把握することに役立たせることができた。このインターンシップを通じて特に感銘を受けたことは、現地の人々の積極的・主体的な取り組みや、その姿勢である。農村ではパンチャーヤットと言われる地方行政システムが発達していて、現地の人々自身が、現地の問題を話し合う。また、何人かの村民からなるさまざまなコミュニティがあり、特定の問題や課題に取り組む体制があることには驚いた。環境保全と観光促進、そして現地の人々への利益還元を目的とするのがエコツーリズムであるが、途上国においてそれが成立することは非常に難しいだろうという考えを持っていが、今回のインターンシップで、意欲的に活動する政府の省庁やNGO、そして現地の人々を目の当たりにし、その成功の可能性を感じることが出来た。そして、どのようなビジネス、そして開発援助においても、人の力が不可欠であるということを改めて感じた。






 

  







金城花蓮(GY5期生・経済学部/左)

実施国:タンザニア

ダンビサ・モヨさんの『援助じゃアフリカは発展しない』という本を読んでからアフリカに対する興味が強くなった私は、今回JICAタンザニア事務所でのインターンシップを行う機会を得て、2015年9月に20日間タンザニアに行ってまいりました。技術提供のプロジェクトである二つのプロジェクト、地方道路開発技術向上プロジェクトと地方自治体研修能力強化プロジェクトに参加させていただきました。そこで出会った人たち、日本人、タンザニア人問わず皆さんからよくしていただき、様々なことを感じ、学ぶことができました。海外で経験する文化の違いや心理的な葛藤、外的環境によるストレスなど様々な困難がある中でも、楽しんで、やりがいを持って仕事をしている方々は面白くて刺激的でカッコよかったです。以前は発展途上国を単純に「賃金が安いアウトソーシングの候補地」として捉えていた自分がいました。しかしながら、その捉え方は決して正解ではなく、その経済圏で主役になっている人たちもいれば地場産業も他国と規模は違えどもその国でしっかり発展していることがわかりました。予想以上に先進国の企業が入り込んでいて案外なんでも手に入るような、けれど外国人と見るやぼったくろうとしてくる人のいる都会もあれば、気のいい人もいて、まずいけどおいしいゴリゴリに硬いパンがその土地の相場で売ってもらえる田舎の土地もありました。タンザニアはJICA事務所の方いわく、「アフリカの入門編」。機会があれば行ってみてはいかがでしょうか。末尾になりますが、JICAタンザニア事務所の皆様、プロジェクトサイトの専門家の方々、支援してくださった埼玉大学の職員及び先生方、本当にありがとうございました。この経験を今後のキャリアデザインや学問に活かし、成長していきたいと思います。

            

  

白澤 佑起(GY5期生・経済学部)
実施国:ラオス パクセ

昨年の夏、4週間ラオス南部にあるパクセ市で一村一品運動に関わるインターンシップをしました。受け入れて下さったアイ・シー・ネット株式会社は、政府やJICAのプロジェクトを手伝い行う開発コンサルタント事業をしています。そして今回私が携わった一村一品運動では、ラオスで特に貧しい南部地方を村単位で盛り立てていこうとしたプロジェクトでした。そのプロジェクトの中で私は南部の村々が出品するhandicraft festivalの準備のお手伝いをさせて頂きました。伝統的なラオス商品、竹細工、ラタン製品、ナーガの置物、これらのカタログ作りや商品説明をした掲示物作り、どこか文化祭のような感じで楽しく作業させて頂きました。作業のために各村へ訪問し、村人へインタビューなど、貴重な体験をさせて頂きましたが、何より私にとって貴重だったのは現地で長らく働いているアイ・シー・ネットの方々との交流でした。途上国で働くというのはどういうものかを、4週間という短い期間でしたが実際に働き、現地スタッフのリアルな話を直に聞くことで、より体と頭で理解できたと思います。また企業インターンシップでもあった今回、ただ単純に働くということも体験でき、社会に出て働くということはどういうことかも学ばせて頂きました。パクセ市はアクセスの悪い場所に位置していますが、機会があればいずれまたパクセに訪れ、今回のインターンシップからどう変化したか見に行ければと思います。







 

  







斉藤 綾の(GY5期生・経済学部/左)

実施国:インド

96日、インドに到着し2日目、宿泊していたホテルの周りのバザールを一人で歩きながら、店の外に並べられている日本では見たこともないような食べ物を眺めていると、後ろから誰かに肩をたたかれました。振り返ってみると赤ちゃんを抱え、もう一人小さい子を連れたインドの伝統衣装のサリーを来た女性が私に向かって、手のひらを上に向けて手を差し出して立っていました。最初は何かわかりませんでしたが、物乞いと分かると慣れない経験に怖くなり、私はひたすらNOと言って、急ぎ足でホテルへ帰りました。インドに行きたいと思った理由は、女性蔑視の風潮や伝統が残っているインドの現状を少しでも理解し、今後の開発の学びにつなげたいと思ったからでした。女性のより良い生活のためにと思ってインドに来たはずなのに、困っていた女性を見捨ててしまった、そんな気持ちを抱えながら二週間のインターンシップをスタートしました。インターンでは、バスやメトロといった公共交通機関を安心して女性が利用できない状況について、利用者やバス、メトロの運営会社の方にインタビューを行いました。日本人の女子大学生がインドのジェンダーというトピックについて質問することを、インド人はどう思うのかと始めは不安でいっぱいでしたが、話しかけてみると多くの人がフレンドリーに、かつ真剣に答えてくれました。インドは女性が安心して暮らせる社会に近づく為に、様々な面から整備が成されており、次第に状況は改善されていますが、まだ十分とは言えません。これを達成するために貧困という大きな壁を乗り越えるには、日本人として、そして一人の女性として何が出来るのか、学び、考え、発信しながら、今回のこの貴重な経験をより大切にしていきたいです。


            

  

奥野 優人(GY5期生・理学部/左)
実施国:タンザニア
私は2015年9月に約三週間タンザニア国内にあるJICA事務所を訪れインターンシップを行いました。今回タンザニア国内の首都ドドマ、ダルエスサラーム、イリンガを訪れ、二つのプロジェクトに参加させていただきました。参加したプログラムの一つ目は地方道路開発技術向上プロジェクトといい、重機を使わず人力のみで道路を開発、整備を行う技術を県の技術者へと伝え、最終的にタンザニアの技術者間のみで技術の教育が行えるようにするプロジェクトです。二つ目は地方自治体研修強化プロジェクトといい、郡と村の橋渡しを行う群の職員に研修を行うことで地方行政の強化を目指すプロジェクトでした。プロジェクトを通じて多くのタンザニア人、現地で働いている日本人の方々と触れ合うことができ、体調を崩してしまった私のために果物を買ってきてくれるなど、タンザニア人の方々がとても大らかで温かい国民性をもっていることを知ることが出来ました。しかしプロジェクトが不自由なく進んでいることはなく、現地で働いているJICA職員の方々から仕事に対する苦悩をお聞きすることもありました。地方道路開発技術向上プロジェクトでは、実際にJICA専門家の方が教育を行った技術者が他の技術者に教わったことを説明する会議に参加させていただきましたが、教育を受ける側の技術者のモチベーションが低く会議の途中に抜けてしまう人も見られました。JICA職員の方は私達の熱意だけではタンザニアの人々を動かすことは出来ないと仰っており、そのためにメリットを明確に提示する、遊びの要素を取り入れる等様々な工夫を凝らしていました。日本とは異なり、仕事を与えるだけではなく、どのように仕事を行うか、行ってもらうかといった、もっと基礎の所から考えていかなければならないことに驚きました。私は、当初タンザニアの広大な自然に心を惹かれていましたが、実際にタンザニアを訪れたことで日本では経験することの出来ない多くの事を学ぶことが出来ました。この経験は今後社会人となる上で形成していく価値観に大きな影響を与えることとなりました。






                                
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