児童学研究室
吉川 はる奈
子どもは人のなかにうまれ、人の中で育ちます。生活の中で豊かに発達していきます。 児童学研究室では、子どもが生活の中で豊かに発達していく姿を生涯発達の視点から具体的に捉えることをめざしています。今、子どもが生活する場は多様です。家庭も、地域も、社会も実にさまざまな問題をかかえています。その影響をうけるのは子どもです。しかし一方で子どもはたくましく生命力のある存在です。子どもたちの育ちを支える私たちの確かなまなざしと対応が子どもをとりまく環境をつくる力をもっています。確かな子ども理解と援助のできる教員をめざして日々、研究室のメンバーは奮闘中です。
卒業研究のテーマ
- 幼児・小学生の生活習慣が生活動作や心身の健康に及ぼす影響
- 親の養育態度が中学生の自己肯定観に与える影響
- 小学校中学年における仲間集団(ギャンググループ)の形成過程
- 幼稚園から小学校への移行の実態
―幼少連携への考察― - 3歳児の描画活動の発達に関する研究
―手指の巧緻性に着目して―
大学院修士論文テーマ
- 幼児期の子どもの対人関係の発達に関する研究
―仲間集団の形成過程に着目して― - ごっこ遊び場面における幼児の役割取得能力の発達に関する研究
私の研究領域
子どもの生活全体を捉えた保育、教育現場での子どもの発達と支援について研究しています。子どもの生活の場にでかけ子どもの行為、姿を観察しつつ、子どもの発達を支える家族、教師の成長についてもみていきます。 研究をとおして子どもの姿を「愉しめる」社会づくり、子どもが「生活主体者」として豊かに発達できることをめざした環境づくりにつなげていきたいと考えています。