気液界面における反応活性を効果的に利用したVOC処理技術の開発

気相中の揮発性有機化合物(VOC)などの有害化学物質を紫外光、光触媒、オゾンなどで酸化分解(促進酸化手法と呼ぶ)を行った場合、必ず分解生成物が中間体として生成する。これら分解生成物が気相中に再飛散した場合には、二次的な汚染を引き起こす可能性がある。当研究室では、光触媒や過酸化水素と超音波霧化技術を併用することで反応活性なミスト生成すると同時に、ミスト界面で促進酸化分解を起こしながら分解生成物をミスト中にトラップする手法について検討を進めている。一方で、水中の気液界面として、マイクロバブルを用いた効果的な疎水性VOCガスの水中濃縮捕集手法についても実用研究を進めている。


光触媒含有ミストによるVOCガスの分解処理


過酸化水素活性ミストによるVOCガスの分解処理


マイクロバブルを用いた疎水性VOCガスの水中濃縮捕集


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