REPORT

2023.04.07(金)更新

【3月9日】「星野学園中学校・星野高等学校」出前授業を実施しました

【授業日】2023年3月9日

【内容】

第一部 幅崎 麻紀子准教授  「キャリアについて学ぶ~研究者(大学教員編~」

第二部 辻 俊明 准教授    「人と触れ合えるロボットを目指して

党 紀 准教授 「土木におけるAIの応用」

川村 隆三 助教 「ミクロのつながり、高分子」

3名の講師が同校を訪問し、中学1年生  名、2年生  名を対象に、上記内容で学年ごとに2コマの授業を行いました。第一部の全体説明会では、合計79名のうち10名が男子生徒で中学生も2名参加があった。埼玉大学の紹介と研究者のキャリア・仕事内容についての幅崎先生のメイントークに続いて、パネルディスカッション形式のトークに党先生、辻先生、TA亀川氏とともに参加した。Q&Aの形で、自身のキャリアについての紹介や高校2年生の迷える進路選択についての
アドバイスを行った。

第二部の出前授業では、

辻講師の授業では、人とふれあっても危険でないロボットを実現するために力の計測と制御が重要になることを述べ、
教員の研究成果を中心にその技術動向を紹介した。また、情報ネットワークの技術がロボットの進歩に
どのように影響を与えているかを解説し、ネットワークの端末としてのロボットの意義、
今後ビッグデータを収集したロボットの機械学習がどのように進歩する可能性があるかを述べた。
最後に工学部で大学生がどのように勉強をしているかを紹介した。生徒は皆まじめにきっちり聞いている印象であった。

13:00現地到着して、しばらく学校川担当の青木先生と打ち合わせした。
13:30~14:30は第一部として、研究職の仕事とは〜キャリアについて学ぶ(大学研究者編)として、ダイバーシティ推進センター 幅崎先生より講演して、理工研3名(電気電子物理 辻俊明 先生、環社の党、基礎化学 川村隆三先生と化学のTAの学生さん1名)がパネルディスカッション。
14:30~15:20で3クラス分けて講義。
党のクラスでは全16名(中2:1名、中3:1名、高1:6名、高2:8名)が女子生徒で、大学院と学部共通講義の土木のためのAIとデータサイエンスにおけるガイダンスの部分、AIの歴史種類、AIの仕組み、土木におけるAIの活用、AIによる構造損傷認識を紹介した。川村講師の授業では、触って考える高分子の授業を行った。細長く切ったコピー用紙を水に浸して「巻き」の歪が発生する現象について、ハサミで切る向きを変えるとどうなるか、生徒に予測を問いかけて「やってみる」形式で、論理的な思考と実験結果の対応を体験する工夫を行った。偏光フィルムを配布して、ビニルフィルムなどの分子配向が色の変化として直接観察できる実験も行い、体験と問いかけを多用した効果あって、生徒さんからは生き生きとした反応を得ることができた。

理学と工学の違いについても授業内容と紐づけた補足解説を行うことで、進路選択の参考になるよう配慮した。