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2018.06.21(木)更新

「SU Diversity Seminar 2018, vol.1-UNESCOとユネスコ・インターンシップの紹介」を開催しました

6月12日(火)、SU Diversity Seminar2018, Vol.1 「UNESCOとユネスコ・インターンシップの紹介」を、UNESCO専門官補の有松唯氏をお招きし、埼玉大学大学会館2階ラーニングコモンズAにて開催しました。本セミナーは、埼玉大学Lab-to-Lab Exchange Programと当室の主催で開催したものです。セミナーには、理系・文系、様々な学部や研究科の学生と教職員のみなさま、30人強の方々が集まり、会場は満席になりました。

学部生・大学院生問わず、多くの学生が集まりました

最初に、国際・研究担当の中林副学長のご挨拶のあと、有松氏がご講演をされました。氏は、広島大学の教員であるとともに、2017年よりユネスコにて専門官補として勤務していらっしゃいます。ご講演の中で、ユネスコという職場の多様性、ユネスコで働くことの醍醐味、専門分野を問わず、どのような学問をしてきた学生もユネスコで力を発揮できることやインターン制度のしくみ・雰囲気などを、わかりやすく説明してくださいました。

氏は、ユネスコで働くことを目標としていたわけではなく、ユネスコで働くことは一つのチャレンジであったこと、そして、ユネスコで働くことを通して、知識や知性が、国も地域も世界も変えていくことができると感じているとのお話をお聞かせくださいました。氏は、ユネスコで働く前に、研究者として遺跡の発掘に従事していたそうで、紛争地域にある遺跡を保存していくためには国や国際社会を動かしていく必要があること、そのためには国際機関であるユネスコだからこそできることがあると、熱く語られていました。遺跡をとても大切に感じている有松氏の思いが伝わってきました。また、ユネスコで働く上で色々な人と関わり、様々な立場の人を尊重しながら、目指す方向へと向けていくことは難しいけれども大切なことであるとのお話をされていました。

男女共同参画についても触れられ、ユネスコには様々な国の方が働いており、性別によるハンディキャップは全くないし、子育てをしている人にとっても働きやすい職場とのお話でした。

講演の後の質疑応答には、多くの学生から手があがり、「インターンの学生たちのユネスコでの自主的な取り組みはあるか」、「ユネスコで大変だと感じたことは何か」等の質問がありました。教員からも、ユネスコでインターンをする際の受け入れ態勢についてなどの質問が挙げられました。

質疑応答では多くの質問に答えていただきました

最後に、男女共同参画担当の堀田副学長より、閉会のご挨拶がありました。

有松先生、とても貴重なお話をありがとうございました。