平成29年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（特色型）」に本学が新規取組機関として選定されました。

「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（特色型）」は、大学や研究機関における部局横断的な取組が支援されるものです。

平成29年度科学技術人材育成費補助事業は、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、女性研究者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組、女性研究者の積極採用や研究中断、あるいは離職した女性研究者の復帰・復職支援及び女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組が支援されるものです。

今回選定された本学の取組は、学長の強いリーダーシップの下、次の4つの取組を中心に、女性教員採用を加速し、「第5期科学技術基本計画」や「第４次男女共同参画基本計画」に掲げる女性研究者の新規採用割合に関する我が国全体としての目標値の達成に寄与するものです。

１．大学院理工学研究科において、戦略的ポストサイクルシステムを用いて女性教員の採用を促進します。

２．学長賞、キャリアアップ支援制度等を設立し、女性研究者の研究意欲を高め、上位職への昇任を促進します。さらに、彩の国女性研究者ネットワークとともに、女性研究者の研究力を強化し、女性研究リーダーを育成します。

３．彩の国女性研究者ネットワークを活用し、地域との協働により、女子学生に女性研究者としての多様なキャリアパスを示し、女性研究者の裾野拡大を図ります。

４．「ファミサポ＠埼玉大学」をはじめとする子育て支援策を全学的に展開し、教職員のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した職場・研究環境の実現を図ります。