REPORT

2018.02.09(金)更新

「彩の国 女性研究者ネットワーク訪問セミナー 埼玉県環境科学国際センター」開催

埼玉県環境科学国際センターの畠山史郎総長

2回目となる「彩の国女性研究者ネットワーク訪問セミナー」を、2月8日(木)に行いました。

セミナーは、今回訪問した加須市にある埼玉県環境科学国際センターの畠山史郎総長による開会の挨拶から始まりました。この中で畠山総長からは「今日おいでいただいた女子学生には、この機会をきっかけに研究者を目指してほしい」とのコメントをいただきました。

 

 

 

 

センター概要を説明する研究企画室室長の髙橋基之氏

続いて、研究企画室の髙橋基之室長が、センターの概要を説明くださいました。同センターは「環境問題に関する試験研究や環境面での国際貢献などの機能を持つ埼玉県における環境科学の総合的中核機関であること」や、「研究領域は『地球環境・自然共生研究領域』『資源循環研究領域』『水・土壌研究領域』の3つだということ」が紹介されました。

 

 

 

 

その後、研究室や実験室をはじめ、一般来場者が楽しみながら環境問題への理解を深められる展示館を見学しました。学生たちは騒音の研究などに使われる無響室などに入ることができましたが、皆真剣な面持ちで説明いただいた方の話に耳を傾けていました。

展示館内を見学。写真は「メディアワークショップ」を体験している様子

セミナーの最後には、こちらのセンターで研究に携わる研究者の方に参加学生たちが直接質問できる「何でも相談会」が実施されました。
ご協力いただいた水・土壌研究領域土壌・地下水・地盤担当 専門研究員の柿本貴志氏、資源循環研究領域 資源循環・廃棄物担当 専門研究員の磯部友護氏、地球環境・自然共生研究領域 自然環境担当 主任の角田裕志氏の3人に向けて、学生から様々な質問が投げかけられました。

左:「何でも相談会」の1シーン。左が柿本氏、右が磯部氏 右:学生からの質問に答える角田氏

例えば「研究員になるために学生時代にやっておいた方がよいことは?」という質問に対しては、「基礎をしっかり勉強しておいた方がよいです」(柿本氏)、「広い視点で色々な興味を持つことが大切だと思います」(磯部氏、角田氏)と返答。このような言葉の一つひとつが、研究者に憧れる学生たちにとって、いまをどう過ごすべきかを考える上で大きなヒントになったのは間違いないでしょう。