REPORT

2018.10.09(火)更新

「彩の国女性研究者ネットワーク訪問セミナー 埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所」を開催しました

9月18日(火)、「彩の国 女性研究者ネットワーク訪問セミナー」を開催しました。平成30年度第1回目となる今回は、北足立郡伊奈町にある埼玉県立がんセンターを訪問しました。12人の学生が、がん研究の最先端の現場を見学しました。

 

セミナーは、埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所長で、本大学大学院「がんの分子生物学」連携教授を務める上條岳彦先生の話からスタートし、研究所では、新たながん治療の開発やがんのメカニズムの解明などの研究が行われていることを説明されました。

上條所長に続き、診断研究グループ主幹の大平美紀先生が染色体マイクロアレイを用いた研究について説明されました。
同じく技師の和田朋子先生は、薬剤師から研究の道を選んだ経緯と現在の研究のやりがいについてお話しくださり、技師の杉野隆一先生は、研究と子育ての大変さをお話くださいました。
今回オーガナイズして下さったのは大平美紀先生、技師の佐藤俊平先生と客員研究員(理工学研究科教授)の菅沼雅美先生です。
次にグループに分かれ、研究者と学生との懇談会形式での座談会を行いました。
学生からは「どうして研究者の道を選んだのか」「現在の研究は何か」「研究していて楽しいことは何か」等、たくさんの質問が出る中、研究者の方々は丁寧に分かりやすく答えていました。

最後は研究所内のラボツアーです。マイクロアレイ、フローサイトメーターAriaなどの最先端技術の装置を前に、学生たちは質問を交えながら研究者の方々の説明を真剣に聞いていました。

学生たちからは「普段は見ることのできない施設の見学ができて、興味深かった。」「将来の就職の選択肢の1つになった」などの感想が寄せられ、大変貴重な経験になったようです。
担当してくださった研究所の先生方、本当にありがとうございました。