「私は中学生・高校生のころ、学校が嫌いでした」
教育学部 総合教育科学専修(教育学専修) 4年

はじめまして!教育学部総合教育科学専修(教育学専修)4年の小野春香です。私は中学生・高校生のころ、学校が嫌いでした。40人が狭い教室に詰められ、みんな同じ姿勢で先生の方を向いて、一斉に学ぶスタイルに嫌気がさしていました。勉強は好きだったので、保健室で勉強させてもらうこともしばしばありました。また、私は貧困家庭で育ち、塾に通うことができませんでした。大学進学を目指している子たちはみんな塾や予備校に通えているのに、どうして私だけ…という気持ちを抱えながら中学・高校生活を送っていました。「私のように困難を抱える子どものそばにいたい」と思い、教育学部に進むことを決めました。埼玉大学総合教育科学専修の説明の、「教育を多面的に見る」という言葉に惹かれ、受験することに決めました。それから4年間、子どもがどのような困難を抱えているのか、どのように教育から排除されているのか、教育はどのような姿であるべきなのかを学び、考え、議論してきました。埼玉大学には、今まで生きてきたなかで感じた疑問を共有し、議論できる仲間たちがいます。そのような仲間と出会えるというのが埼玉大学の良さだと思います。

「ジェンダーと教育」卒論ゼミ中の様子

卒業論文に向けて、それぞれがどのような問題意識をもっているのか共有します。ゼミ活動では、学校や社会でどのようなジェンダー不平等があるのか、セクシュアル・マイノリティがどのように排除されているのかなどを学んでいます。

Rubbersでの学園祭出店の様子(ゼミで学んだことを実践する目的として、HIV/AIDS予防啓発活動を行っています。埼玉大学の学園祭(むつめ祭)に出店し、性病やHIV/AIDSの正しい知識を広めるとともに、検査の重要性を伝えています。)