「とにかく色々な場所に連れて行かれるんです(笑)」
埼玉大学大学院 教育学研究科 修士1年

私の中学時代は、とにかく部活動に燃える日々でした。それに対して高校は、とにかく好きなことをしていたように思います。なかでも年に一度の文化祭のクラス企画は、本当に楽しかったです。皆で何かを創り上げることの面白さを知った高校時代でした。

大学は、不思議なネーミングに惹かれて、教育学部コラボレーション教育専修(現:教育学専修いのちとくらしの教育領域)に進学しました。ところが入ってみてびっくり、とにかく色々な場所に連れて行かれるんです(笑)。この専修は、「フィールドワーク」――現地に赴き、現地に学ぶ――ということを大切にしていて、それまで「学ぶ場所=学校」だけだと思っていた私は強い衝撃を受けました。

大学生活を振り返ってみると、水俣、パキスタン、ハンセン病療養所、沖縄、台湾…と本当に色々なところに行く機会がありました。そこで出会った方々、お聞きしたお話、目に入ったもの、全てが私にとってかけがえのない経験です。大学院への進学を決めたのも、こうしたかけがえのない経験や学びを研究の形にしたいと思ったからでした。
ぜひ、みなさんにも埼玉大学で学びの楽しさを体感していただけたら嬉しいです。

中学:部活に生きる!
3年生の時に、念願の関東大会に出場することができました。部長として色々なプレッシャーに苦しんだ時期もありましたが、この時の感動はきっと一生忘れないと思います。
高校:文化祭のワンシーン
私の母校の不動岡高校外国語科は、三年間クラスが一緒。普段は遅刻ギリギリに来るのに、文化祭期間だけは始発で来ちゃう…みたいな面白いクラスでした。写真は三年生の時のものですが、クラス企画で最優秀賞をいただくことができました。
大学:ゼミ合宿@沖縄
私が所属していた安藤ゼミは、学生が主体となってゼミを運営するので、毎回かなり時間と労力を使います。でも、そうやって“私の学びたいこと”をとことん追求する機会って実はあまりないかもしれません。私の周りには、ゼミの学びがその後の生き方に繋がっている先輩や同期がたくさんいます。
大学院:イスラエル研修旅行
昨年夏に行ったイスラエル研修旅行は、コラボの合宿ではないのですが、こうして自分の関心に基づいて自由に様々なところへ行き、学びを深めることができるのも大学生活の醍醐味だと思います。こうした貴重な経験をどうやって活かすことができるか、現在模索の日々です。