紹介松岡研究室

はじめに

  • 松岡研究室は2013年4月〜より教育学部自然科学講座(当時は理科教育講座)の化学担当のひとつとして発足しました。化学の中でも物理化学、無機化学、分析化学の教育を担当します。2013年は授業の準備、論文執筆、研究費の獲得に努めて、ようやく研究が始められるようにはなりました。2014年に初めて3年生の卒研生を5人を受け入れ、2015年は、引き続き、3年生を5人受け入れ、規模だけは大きくなりました。私自身は理学部出身であり、企業や、私立大学での経験はあるというものの、教育学部での経験は皆無で、どのような教育をすればよいのか手探り状態でしたが、教育学部の先生や学生さんにアドバイスをいただきながら、ようやく軌道に乗ってきました。。
  •  研究は主に下記の分野や内容を重点的に行っています。界面活性剤やコロイド・界面科学を中心に、周辺分野まで手広く拡張してきました。最近では放射化学や環境化学に興味を持っています。私自身は論文発表を一つのゴールとして、研究に区切りをつけるように心がけています
  • 最近の研究項目は下記のとおりです。
  • ・泡沫分離を用いた金属の放射性金属の除去、有機物の除去
  • ・サポニン分子集合体の機能とその応用
  • ・炭化フッ素系両親媒性分物質の分子集合体の構造解析
  • ・機能性界面活性剤のミセル形成と難水溶性物質の可溶化
  • 金属ナノ粒子の合成と活性酸素の消去
  • 胆汁酸塩の会合体形成

  • 教育に関して

  • 卒業研究はできるだけ実験や体験ができるように配慮しています。化学分野なので、実験を通して知識や技術を見につけるようにしています。研究室ゼミで化学的分野の基礎を学習し、実験で深い考察をするというトレーニングをしています。また、データ解析や発表を通して、まとめる技術を習得できるようにしています。