趣旨
近年注目を集めるカイラル物性を議論するためには、 ディラック場に内在する電子カイラリティ密度に基づいた定量的な理論解析が有益であることが明らかとなりつつある。今回は、物理・化学および理学・工学の垣根を超えて理論研究者が集い、各々の研究テーマを紹介する。 講演をきっかけとして、異分野の視点からの議論を集中的に行い、内容を深く掘り下げる。 これによって電子カイラリティや相対論的量子力学に関する知識を整理・共有し、 新しい研究へと発展させることを目指す。
日時・場所
2024年 7月26日(金)会場:京都大学 吉田キャンパス
工学部物理系校舎 ゼミ室 214, 215ゼミ室 (2階)
(以下の地図リンク先で57番の建物です)
地図リンク
参加登録
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締切: 6月14日(金)
(登録は締め切りました)
講演スケジュール
*下記には講演時間のほかに討論の時間も含みます。
--------------------- セッション1 (座長:瀬波大土)
9:30--10:50
三木健矢(埼玉大理工)
「固体中の電子カイラリティと実験的観測量の関係」 (講演40分)
--------------------- セッション2 (座長:池田浩章)
11:00--12:20
黒田直也(京大工)
「カイラル分子における電子カイラリティの増大」 (講演40分)
12:20--14:00
昼休憩
--------------------- セッション3 (座長:鈴木通人)
14:00--15:20
福田将大(東大物性研)
「物質に対する量子場の局所物理量解析」
15:20--15:35
杉浦清流(京大工)
「スピン渦度と電流の線形関係式」
--------------------- セッション4 (座長:福田将大)
15:45--16:00
柿沼優汰(埼玉大理工)
「原子極限における電子カイラリティの評価法」
16:00--16:50
星野晋太郎(埼玉大理工)
「相対論的量子力学に基づく密度物理量の系統的整理」
18:00--20:00
懇親会 (希望者)