NEWS

2020.07.27(月)更新

「埼玉大学ダイバーシティ宣言」を制定しました!

埼玉大学は、令和2年5月28日、「埼玉大学ダイバーシティ宣言」を制定しました。

 

埼玉大学ダイバーシティ宣言

 埼玉大学では、多様な学生と教職員が一つのキャンパスに集い、多様な教育研究が行われています。こ れまでも「埼玉大学 All in One Campus at 首都圏埼玉〜多様性と融合の具現化〜」をビジョンとし、 知の府として、多くの人材を輩出してきました。  2010 年度には「埼玉大学男女共同参画宣言」を表明し、性別の隔てなく存分に活躍することができるよう制度改革・環境整備・意識啓発等を行ってきました。しかし、社会のさらなるグローバル化、人権意識の高まりにより、性別だけではない広い領域における平等性が求められ、これまで以上に幅広く、積極 的な施策が必要となります。
 年齢、国籍、社会的出身、人種、民族、文化、宗教、言語、障がい、性別、性自認、性的指向などによる差別やハラスメントに敏感な環境を積極的に整えることによって、埼玉大学は、多様な学問と多様な学生・教職員が集う大学として、さらに構成員の個性を活かし、より質の高い教育、研究、社会貢献に、 自信と誇りを持って取り組むことが可能になります。
 したがって、多様な人々の人権が尊重されるという「多様性」 (ダイバーシティ)の理念と、その多様な誰もが安心して学び、働き、活躍できる機会を保障するという「包摂」 (インクルージョン)の理念を、大学のすべての取組の礎とし、みなの知と経験を結集し、以下の取り組みを通して、ダイバーシティ環境 の実現に努めることを宣言します。

本学は、上記の理念に基づき、
1.多様な学問と多様な学生・教職員によって教育・研究・就労の場が構成されているという認識を全学 生・教職員が共有し、理念を実現するよう、研修等を実施し、意識啓発に努めます。
2.教育・研究・就労の場に多様な人材を配置するよう、ポジティブアクション等を採用し、その実現に 努めます。
3.教育・研究・就労の場における制度や慣行、設備などについて意見を収集し、多様性の尊重に向けて 見直します。
4.教育・研究・就労の場において多様性を尊重した環境づくりのため、あらゆる差別に抵抗します。
                                2020年5 月28 日 埼玉大学