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2021.02.16(火)更新

【2月5日】第4回彩の国女性研究者ネットワークシンポジウムを開催しました。

2月5日(金)、「第4回彩の国女性研究者ネットワークシンポジウム」を開催しました。今年度は「ダイバーシティ時代における研究者・エンジニアの働き方~ウィズコロナ/ポストコロナに向けて~」をテーマに、オンラインでの開催ということもあり、本学教職員・学生をはじめ、彩の国女性研究者ネットワーク参画機関の方々、他大学、民間機関・公的機関の方々等、170名の方が参加されました。

※彩の国女性研究者ネットワークとは、ネットワーク参画機関が相互に協力・連携して、女性研究者・技術者が活躍しやすい環境づくりに寄与することを目的として、平成29年度に立ち上げたネットワークです。

 

スピーチをする長谷川准教授

坂井貴文学長の開会挨拶に続き、本年度みずき賞を受賞された情報メディア基盤センター 長谷川有貴准教授のスピーチが行われました。続いて、田代副学長(ダイバーシティ推進・キャンパス環境改善担当)より、本シンポジウムの意義や当ネットワークの趣旨についてご説明いただきました。

※みずき賞は、教育研究活動に顕著な功績を残し、かつ女性研究リーダーとして活躍する女性研究者を学長が表彰するものです。

 

基調講演での宇田川准教授

 

基調講演では、「変革を実践するための対話を考える」と題して、大学院人文社会科学研究科 宇田川元一准教授にご登壇いただき、ご自身のダイバーシティの重要性を感じた経験や変革に向き合うことの必要性やそのための対話の方法についてお話しいただきました。講演後、参加者からは、「(自分と相手で)守るべきものがそれぞれ違うときはどのようにしたらよいか」などの質問が寄せられました。

 

 

パネルディスカッションでは、大学院理工学研究科 高橋朋子助教、株式会社オリジン研究開発本部知的財産室 本多さおり室長、埼玉県立大学 鈴木玲子副学長(発表順)にご登壇いただき、機関紹介やご自身の研究内容、コロナ禍での研究活動などについてお話しいただきました。

引き続き、トークセッションが行われ、モデレーターのダイバーシティ推進室 幅崎副室長からコロナ禍で進むオンラインでのコミュニケーション、新しいコミュニティへの適応の難しさやコロナ後の働き方がどうなっていくかについてなど、参加者からの質問が紹介され、各登壇者にご意見を伺いました。

パネルディスカッションの様子((写真上・左から)鈴木氏、幅崎氏、高橋氏、(写真下・左から)宇田川氏、本多氏)

シンポジウム終了後のアンケートでは、参加者からは「オンラインであるからこその利点の詰まったシンポジウムだった」「オンラインという新たなコミュニケーション方法を用いて、今までの自分の視野にとらわれず、積極的に他者や多文化を理解できるように努めたい」といった感想が寄せられ、参加者の満足度の高いシンポジウムとなりました。

彩の国女性研究者ネットワークには、現在21の機関が参画しており、本シンポジウム開催にあたり各機関の研究者・技術者の方々にご協力いただきました。

ご参加いただきました皆様、ご協力をいただきました皆様、誠にありがとうございました。