界面活性剤を用いた泡沫分離法を利用して、溶液(汚染水)中のセシウム、コバルト、ストロンチウムのような多種の金属イオンや有機化合物を選択的に気泡界面に吸着させ、溶液(汚染水)の界面から泡沫として排除する研究を行う。また、気液界面での物質の吸着の選択性や特異性を研究する。物質の吸着に有効な界面活性剤を見つけていく。
泡沫分離を用いた組織の洗浄 泡沫分離を使用して組織の脱細胞と洗浄例。埼玉医科大学と共同研究で組織の洗浄システムの研究を行っています。
水溶液中において,難水溶性物質は界面活性剤が形成する会合体と疎水性相互作用をすることで,著しく溶解度が向上することが知られている.この現象を可溶化と呼ぶ。新しい界面活性剤だけでなく、これまでの界面活性剤を含めて、その可溶化能力と分子構造の関係をを研究し、NMRやSAXSなどを用いて、その可溶化位置を研究する。