[所属]

<埼玉大学理学部分子生物学科/分子統御研究室>

[担当科目]

生物英語I 分子生物学実験I エネルギー代謝 タンパク質の分子生物学(理学部)、 分子生物学基礎
分子遺伝学特論I(大学院博士前期課程)
生体機能物質学特論(大学院博士後期課程)

[専門分野]

分子生物学、微生物遺伝学、生化学、構造生物学

[主な研究課題]

鉄硫黄タンパク質の生合成機構


 鉄硫黄クラスターというコファクターを持つタンパク質を総称して、鉄硫黄タンパク質と呼びます。その構造と機能は多種多様で、呼吸鎖電子伝達系や光合成系、窒素や硫黄などの無機物同化系、アミノ酸やヌクレオチド、脂質などの代謝系、さらには遺伝子の発現制御に関与するものなどがあり、実にさまざまな細胞機能を担っています。こういった鉄硫黄タンパク質の機能を支えているのが鉄硫黄クラスターの生合成系です。

 長い間、鉄硫黄クラスターは非酵素的にタンパク質の中に形成されると考えられてきましたが、私たちはその生合成に必須なマシナリー(多成分酵素系)を二種類見出すことによって、従来の定説を覆しました。次の課題は反応機構の解明です。マシナリーの個々の成分がどのような性質を持つタンパク質で、どのような役割を演じているのか? また、複数の成分がどのように調和(相互作用)してマシナリーとしての機能を発揮するのか? 分子、原子のレベルで詳しく理解することを目指しています。

[主な著書・論文]

業績”の項目を参照



[学会及び社会における活動等]


日本生化学会会員(2003-2008 J. Biochem. Advisory Board)
日本植物生理学会会員
日本分子生物学会会員
日本光合成研究会会員
日本蛋白質科学会会員
American Society for Biochemistry and Molecular Biology (ASBMB)

高橋  康弘 名誉教授 

Emeritus Prof. Dr. Yasuhiro Takahashi)

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