柳沢ゼミナール

【ゼミ説明会のお知らせ】

【演習のテーマ】
経済学史は過去の学説の探求という手法をとるが、歴史的な分析それ自体を自己目的としたものではない。自分の立脚する経済学(もしくは思想)を、言わば外から眺めることで相対化することを目的としている。

【2017年度の予定】

落ちこぼれが出ないように、ミクロ経済学Tの講義よりも易しいレベルにする。 講義と報告の両方の形式で進めていく。既履修のものには退屈な場合もあると思うが、復習だと思って付き合ってもらいたい。

【これまでのゼミ活動】
これまでのメイン・テキストはスミス『国富論』、ケインズ『一般理論』、ヴェブレン『有閑階級の理論』、シュムペーター『経済発展の理論』、デュルケーム『自殺論』、ヒックス『価値と資本』、フリードマン『資本主義と自由』などである。またJ.S.ミル『自由論』など政治思想関係の著作も読んできた。

信用制度の歴史や金融政策を扱った岩村充『貨幣進化論』、ファーガソン『マネーの進化史』、若田部昌澄『経済学者たちの闘い』を輪読したこともある。

近年、ゼミ生間およびゼミ生=教員間の共通了解事項を形成する必要を痛感している。そこで前期は易しめのテキスト(三土修平『はじめてのミクロ経済学』)を用いてミクロ経済学の基礎を学ぶことで、経済学的思考の一つのパターンを共有できるようにしたこともある。

昨年度の後期は吉川洋『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ―有効需要とイノベーションの経済学』をテキストとした。

【演習論文】
3年の1月にはテーマを選定し、論文の作成準備に着手してもらう。演習論文のテーマは経済学史に限定しないが、1月に十分な準備ができていないと判断される場合は、こちらからテーマを与える。

【ゼミ希望者へ】
特にゼミ生に要求するものはないが、 (1)ゼミ活動に積極的に参加すること、(2)無断欠席をしないこと。これら二つがゼミに参加する必要条件である。無断欠席2回で不可とする。〔「積極的に参加する」というのは、(a)予習をすること、(b)発言すること(もちろん質問でもかまわない。180分間沈黙では困る)、(c)レクリエーション等の諸行事に参加すること(年に1、2回だからゼミ行事を優先するということ)、を意味する。〕さらに(3)活字嫌いでないこと、(4)「経済学史」を卒業までに履修することが望まれる。

【問合せ先】
不明な点があれば、遠慮なく問い合わせてもらいたい。

ゼミ生名簿

卒業論文作成プロセス  卒論作成の参考にしてください。


HOMEへ