埼玉大学は埼玉県の女性研究者・技術者が相互に交流し、女性研究者・技術者の活躍を推進するために、埼玉県 の5つの研究機関(環境科学国際センター、衛生研究所、産業技術総合センター、農業技術研究センター、がんセンタ ー臨床腫瘍研究所)とともに、2017年6月6日、「彩の国女性研究者ネットワーク」を立ち上げ、2024年7月にネットワークのよりインクルーシブなありかたを目指して「彩の国女性研究者・技術者ネットワーク」へと名称変更しました。 埼玉大学ではこの「彩の国女性研究者・技術者ネットワーク」を県内企業、研究機関、大学等に拡大し、女性研究者・技術者の活躍により、埼玉県地域全体のダイバーシティ推進を図りたいと考えています。そして、多様な視点と発想による研 究・技術開発のさらなる活性化を目指します。また、女性研究者・技術者や男女共同参画(ダイバーシティ推進)担当者の方々と共に、男女を問わず子育て・介護などのライフイベントの中にある研究者・技術者が働きやすい環境づくりに取り組みます。 さらに、このネットワークの活動を通して、研究者や技術者を目指す女子学生に多様なロールモデルやキャリアパスを示し、次世代研究者・技術者育成を促進したいと考えています。
ジェンダーギャップ指数(the Global Gender Gap Report 2020)が、153カ国中121位という状況からも、日本の女性を取り巻く課題は山積みです。こうした中、女性であるということが不利にならない社会、女性はもちろん次世代を担う若者が希望を持つことができる社会の実現のために、彩の国女性研究者ネットワークは連携し、知恵を出し合っていきます。この取組は、「女性の活躍」にとどまるものではなく、様々な性別の人々の多様性が大切にされるダイバーシティを前提とする、あらゆる人々が生きやすい社会の実現につながるはずです。
彩の国女性研究者・技術者ネットワークの取り組み
※女性研究者セミナーおよび連絡会議等への参加は義務ではありません。
本事業は、科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(特色型)」(平成29年~令和4年)としてスタートし、その後、継続しています。