Last Modified : 2024年7月21日 (日) 11:45 am


ひらめき☆ときめきサイエンス

虹色に輝く宝石を作ってみよう!2017


平成29年7月22日(土)に「虹色に輝く宝石を作ってみよう!2017」を開催する予定です。本年度は、147名の参加希望者があり、抽選で参加者が決定しました。抽選に外れた方、申し訳ありません。


平成28年7月23日(土),30日(土)の両日に 独立行政法人日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス」として「虹色に輝く宝石を作ってみよう2016」を実施しました。

 日本学術振興会のホームページから7月1日(金)まで参加募集を行ったところ、7月23日の参加希望者数129名,7月30日の参加希望者数94名,両日あわせて述べ223名からの参加希望のご連絡を頂きました。
 7月23日は参加者23名(保護者29名),7月30日は参加者20名(保護者18名)の参加がありました。


 “宝石”という言葉には、誰でもときめきを覚えます。より光り輝く宝石を作り出すために科学が発展し、その中でさまざまな発見があり、今の最先端科学につながっています。虹色に輝く宝石づくりを体験し、より大きく、より美しい宝石を作るためには何が必要かを考えながら、宝石を構成する原子の並び方,最新科学,将来のエネルギー技術に触れてみましょう。

 本プログラムでは原則小学校5,6年生ならびに中学生を対象としており、参加費は無料です。夏休みの自由研究として自分で作った宝石は標本化して持ち帰って観察してみましょう。

 参加希望小学生については、保護者の方もご一緒に参加して頂きますようお願い申し上げます。

2015年度の実施例

Bi01
Bi(ビスマス)を使った虹色宝石の作製例



 2016年7月の2日間の日程で、「虹色に輝く宝石を作ってみよう2016」を実施しました。当日は事故などもなく、無事に終えることが出来ました。関係各所の皆様のご協力に感謝致します。

さあ、9時40分から参加受付開始です。


皆さん、緊張の面持ちで10時を待ちます。


さあ、始まりました。


まだ表情が硬いですね...。



「こんなのができます」といっても皆さん、半信半疑でした。


みなさん自己紹介も含めて打ち解け始めます。

講義も始まっていきます。



キャンパスツアーで埼玉大学科学分析支援センターに移動です。

科学分析支援センターにある大型装置の見学です。
当日は科学分析支援センターのスタッフの皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました。




昼食をはさんで、まずは実験説明から。


さあ、皆さん実験室に移動です。



さあ、実験室で実験開始です。

新しい材料を溶かしていきます

少しずつ溶けていきます。

液体になっているか確認します


みんなで確認しましょう。

さあ、結晶を取り出しましょう。

さらに液体ビスマスをトレイに流してみます。

カップの底に大きな結晶ができています。



興味津々です。


何度も繰り返して作っていきます。



こんなのが出来ました。



酸素を吹き替えて、色の制御をやってみます。



放射温度計で温度測定です


顕微鏡で観察を行っていきます

さて、いろいろ出来てきました

 

重さを量り、カラットを計算します

出来上がったものをジャンケンで勝ちとります。

自分の宝石です

ケースに詰めていきます

そろそろ終わりの時間が近づいてきました。皆さん、少しぐったりです

自分の宝石を手にして、ポーズ

一人一人修了証の授与です。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした、ご協力有り難うございました。



昨年度の実施例


主催:01国立大学法人 埼玉大学,02独立行政法人 日本学術振興会
共催:03埼玉県
後援:04さいたま市教育委員会


何か質問がありましたら、tokimeki@env.saitama-u.ac.jpまでご連絡ください。


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独り言
 2013〜2015年にかけて、文部科学省研究振興局の学術調査官として科研費全般ならびに新学術領域研究のサポートをしてきて、研究会のスーパースターである領域代表に「科研費の成果を国民に知らせるためのアウトリーチをお願いします」といってきました。翻ってみると、私自身お願いするだけで何もやっていないことに気づきました。そんなことも有り、研究で使っている材料,ビスマスを使って何か科学の興味が湧くようなことをやってみようと考えたところ、「ああ、Biは骸晶で、一昔前は宝石っぽく扱われていたなぁ」ということを思い出しました。比較的融点も低く、再結晶化が可能で、また空気中で結晶化する際に酸化膜を形成することで、その厚みによって虹色になることを思い出し、ひらめき☆ときめきサイエンスのテーマとして相応しいのでは無いかと思い、アウトリーチ活動の一環として始めました。特に平成28年度は、日独先端科学シンポジウムにPGMとして参加するため、2日間の実施となりました。他の仕事ともいろいろ重なり、倒れそうなくらい忙しかった。当日はフラフラ状態で臨みました。
 2016年度は、上尾市教育委員会のあげお子ども大学(12月),工学部サイエンスフェア(9月)の一環としても、別途実施する予定です。