科目及び講義 |
科目 |
授業科目の名称 |
講義等の内容 |
備考 |
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専門科目 |
(a)群 |
地球システム科学特論 |
本講義は、1)地球規模および地域スケールの大気流動と水循環過程を学び、気候変動の対応や水資源管理に役立てる。気象力学の基礎、水と熱収支、都市環境問題、大気汚染問題、海洋循環過程について理解する。2)地質の基礎的な理解の上に、地表の風化、農業開発に適する土壌、地考古学(考古学に応用可能な地球科学)や文化財保存科学にも通ずる地学の総合的な知見を授ける。 |
小口+疋田(非常勤) |
専門科目 |
未来デザイン・バックキャスト論 |
低炭素社会の実現など理想とする社会の未来像を具現化するためにはバックキャストの考えが不可欠であり、フォアキャストで達成困難なギャップをどう埋められるかが問われている。通常の漸進的なイノベーションを超えた“破壊的イノベーション”もしくは“インクルーシブ(包摂的)イノベーション”とはどういうものかを理解し2050年の視点から現在に遡って考える。現在の様々な地球規模の環境問題をテーマに議論を重ね、解決のポイントを探る。 |
藤野 |
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専門科目 |
国際電気・環境規格特論 |
持続可能な発展を支援するために国際・国内規則を理解することが重要である。我が国は外国製品の輸出入が多く国際物流を考える場合、安全性が課題で国際規格の考え方および作成背景などの理解が必要である。産業に関る規格が持続可能社会の構築に重要な役割を果たす。本講義は、国際標準会議と国際標準化機構の役割や欧州指令(低電圧指令、機械指令、ROHS、エコデザイン指令等)との関連を説明する。日本産業規格(JIS)および法令との関係についても説明を行う。 |
山根+松野(非常勤) |
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専門科目 |
環境経済学 |
本講義は様々な環境問題の解決に有効な経済政策を考案する際に役立つ基礎知識を身につける。環境経済学の基礎理論や基礎概念(独占、公共財の存在、外部性といった市場の失敗に関わる環境問題、ある事業の環境への負荷と便益を比較することでその事業を実行するべきかの判断に使われる費用便益分析や環境評価など)を学び、様々な環境問題に対処するための政策を自分で考案できるような力を身につけることをめざす。 |
有賀(経済) |
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専門科目 |
Public Policies and SGDs |
SDGsの成立についてそのルーツと特徴、SDGsの策定過程について「持続可能な開発のための2030アジェンダ」採択に至るまでの経緯、日本政府のSDGs推進について自治体を通じた国際協力とSDGsの形、ビジネスの変化とSDGsについて途上国・新興国市場の成長や資金の流れについて概説する。また新型コロナウィルス感染症後のSDGsについて、公共政策のあり方とともに議論する。(本講義は英語で開講される。) |
広田(経済) |
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専門科目 |
(b)群 |
資源循環制御科学 |
本講義は、共有結合の解離エネルギー、熱分解と燃焼反応などの資源化学基礎を理解する上で、石炭資源化学、石油資源化学、天然ガス資源化学、バイオマス化学、廃棄炭素資源化学などの有機資源とエネルギーの基礎に重点を置く。また、地球資源利用に伴う汚染化学物質の生成、循環、並びに制御技術や汚染対策的側面からも講義する。講義の内容に合わせて、英文資料を配布して関連知識を学ぶ。 |
小口+疋田(非常勤) 環境共生学科で非常勤実施経験あり |
専門科目 |
光応用技術特論 |
光を用いた計測は非接触、非破壊、高感度の特徴を有する。光干渉法は光の波長を基準とし非常に高感度・高精度な計測が実現可能である。生体を含む環境中の身の回りの物体は光学的に粗い表面を持ち光を強く散乱しスペックル場が生じる。本講義は光散乱場の統計的特性を明らかにし、従来の干渉法が適用できなかった散乱場における干渉計測法の基礎、および動物や植物に対する具体的な計測を学ぶ。動物や植物の状態を高感度に感知する環境評価手法も講義する。 |
小口+疋田(非常勤) 環境共生学科で非常勤実施経験あり |
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専門科目 |
植物分子育種学特論 |
本講義は、植物の構造、分子機構、発生機構、代謝・機能、糖転流と初期発生等に関して分子レベルの知見を学習する。前半は植物の組織、植物細胞の構造、細胞周期、遺伝子構造と遺伝子発現、篩部転流、胚発生等について解説する。後半は植物の成長・発生・分化や生物間相互作用、器官形成、植物の老化と細胞死、非生物ストレスに対する応答等に関する専門知識を学ぶ。本講義の到達目標は、植物における様々な生理現象を学び研究の発展と手法について理解する。 |
川合・山口 |
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専門科目 |
エネルギー変換化学特論 |
本講義は、資源とエネルギーに関連した先端技術について解説する。水素は自動車用のクリーン燃料としてエネルギーの貯蔵媒体として利用する研究が盛んである。現在太陽光発電や風力発電は天候等に影響されベース電源としては使えず、克服する技術として発電した電力を使い水を電気分解して水素を製造し、触媒反応によりアンモニアや有機化合物に貯蔵する技術が研究されている。未来のクリーンエネルギー資源となる水素に関連し、最新の情報を学ぶ。 |
黒川 |
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専門科目 |
地域景観特論 |
まちづくりにおける地域の景観保全や創出に関し、地域景観論の基礎概念とその応用について解説する。基礎として景観要素モデルと景観認識を扱い、応用としては景観評価(視点場分析から景観アセスメント)、地域の景観マネジメント(インフラやコミュニティデザインを通じた景観づくり)、国内外の景観規制の仕組みを扱う。 |
深堀 |
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専門科目 |
Rural environment and ecosystem |
本講義は、土壌学の基礎として、土壌の生成・機能・肥沃度・環境について学び、農村開発と生態系の関わりについて、持続的食糧生産と土壌保全、農薬、重金属、放射性物質による土壌汚染、耕地に由来する環境汚染の観点から考察する。(本講義は英語で開講する。) |
ジャヤサンカ |
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専門科目 |
環境分析化学特論 |
本講義は、人間活動と地質環境との相互関係を理解することが目的である。受講学生は「環境地質学」を学ぶことにより地球環境と人間活動との相互作用や地球環境問題の背景を概説できるようになり、独自の視点に基づいて環境地質学的諸問題を討論できるようになる。 |
大塚 宜寿(連携CESS) |
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専門科目 |
地圏環境学特論 |
本講義は、日本および地球規模で直面する様々な環境問題の現状と課題を次の項目から専門的知識を得る。 |
濱元 栄起(連携CESS) |
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専門科目 |
水環境工学特論 |
本講義は、水環境保全や水処理技術に関する仕組みや基礎について解説し、地方自治体の環境行政や調査研究の事例を説明する。前半では水環境保全における法体系、水質モニタリングの手法を理解する。後半では水処理技術の実践方法、水環境工学の近年の動向や課題を理解する。 |
見島 伊織(連携CESS) |
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専門科目 |
(c)群 |
応用学際インターンシップ |
インターンシップを行う連携組織(行政、研究機関、民間企業、NPO、市民団体等)との協働を通じ、現場支援型プロジェクトとして実践的経験を積む。実践的・実務的な計画立案・運営管理を行う。連携組織の研修担当者や指導教員をアドバイザーとして指導を受けながら各自が企画したプロジェクトを実施する。毎回の活動毎にインターンシップ日誌として活動記録を作成し、プロジェクト終了後に活動報告書を作成する。 |
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専門科目 |
グローバルパートナーシップ |
パートナーシップの基本を学習する。事例として埼玉県・所沢市・入間市による「ふるさといきものふれあいの里整備事業」の関係者と交流を持ちながら、人と自然との調和のとれた関わり方を示す歴史的景観である里山や文化財を「ナショナル・トラスト」の手法を用いて恒久的に保存すること、ならびに地域資源の保全に係る調査および情報収集を行い持続可能性を探る。 |
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専門科目 |
農作物栽培技術演習 |
草花・野菜・穀類などを実際に栽培することを通じて、それらの種類および品種・栽培方法・繁殖方法・適切な環境条件等を把握する。農機具・農薬・肥料等についての説明を通じて栽培実習に関わる安全性確保の方法、気象要素、土壌・水要素、外的生物要素といった作物栽培に適した環境および調節方法、また雑草の植生調査を通じて農地の生物多様性について学ぶ。 |
荒木(教育) |
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専門科目 |
データ解析学演習 |
社会調査や自然環境調査等で得られたデータの各種統計を解析する。様々な仮説検定などの統計処理方法、ステップワイズ法による複合要因の中からより重要な要素を抽出する方法、ランダムフォレスト法などによる人工知能による学習データの活用方法などを学ぶ。 |
三崎(非常勤) |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別演習Ⅰ |
SDGsに関連する課題に対して、個々の専門分野の研究活動を通して高い専門性と幅広い知識を習得し、資質を涵養する。 |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別演習Ⅱ |
SDGsに関連する課題に対して、個々の専門分野の研究活動を通して高い専門性と幅広い知識を習得し、資質を涵養する。 |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別輪講Ⅰ |
SDGsに関連する課題に関連した文献や専門書を読み、その内容を理解して説明し、ディスカッションを行うことで、最新の専門的知識を学ぶと共に論理的思考力、批判的思考力を養う。 |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別輪講Ⅱ |
SDGsに関連する課題に関連した文献や専門書を読み、その内容を理解して説明し、ディスカッションを行うことで、最新の専門的知識を学ぶと共に論理的思考力、批判的思考力を養う。 |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別研究Ⅰ |
SDGsに関連する課題に対して、個々の専門分野の研究活動を通して高い専門性と幅広い知識を習得し、資質を涵養する。博士前期課程1年生に対して開講する。 |
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専門科目 |
科学技術応用学際特別研究Ⅱ |
SDGsに関連する課題に対して、個々の専門分野の研究活動を通して高い専門性と幅広い知識を習得し、資質を涵養する。研究成果を修士論文としてまとめる。 |
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