Kawamura A, Koshida S, Hijikata H, Sakaguchi T, Kondoh H, and Takada S.
Genes and Development 19,1156-1161 (2005) [論文] インパクトファクター(3 year@2005) 16.036
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学生時代からずっと憧れていたGenes and Developmentへの掲載。当時、分節のタイミングを測る分節時計の制御に関して、NotchシグナルとFGFシグナルの関与が示されていましたが、両者がどのように統合されて、分節時計が制御されているのかを世界で初めて示した論文。hairy/enhancer of split(Hes or Her)はNotchシグナルの下流で働くと考えられてきたが、in situ hybridizationスクリーニングにより同定したhes6/her13.2はFGFシグナルの下流で働き、Notchシグナル下流のHer1/7タンパクと結合することで両者のシグナルが統合されることを示した。絶妙な制御機構が備わっているものだと感心した覚えがあります。