研究概要

糖質は細胞、組織の構築材料やエネルギー源として機能していることが知られています。また、すべての細胞は糖質を含んだ細胞膜や細胞間物質に囲まれて生 命活動を営んでおり、糖質は細胞の認識と相互作用に深く関わっています。糖質という言葉とともに、単糖が連なってできる高分子成分は糖鎖と呼ばれていま す。糖鎖の様々な生物情報を解明し、生物学の新しい知識として取り入れていく学問分野は糖鎖生物学 (Glycobiology) と呼ばれています。

植物細胞はその周りが細胞壁で囲まれています。生長の盛んな組織では、細胞壁はセルロースミクロフィブリルと様々な多糖類 (一群のヘミセルロースならびにペクチン)・糖タンパク質で構成されています。細胞壁は植物の成長につれて、分解と新たに合成された高分子成分の組み込み によってダイナミックに制御されており、細胞の伸長・肥大、形を制御するとともに、ひいては組織の分化を決定づけていると考えられます。また、細胞壁多糖 由来の糖鎖 (オリゴサッカリン) は情報伝達の役割を担い (シグナル分子)、植物の生体防御、組織の分化に密接に関わっています。

私たちの研究室では植物、微生物を用いて、糖鎖に関わる酵素ならびに糖鎖の構造を調べることで、植物細胞壁多糖・糖タンパク質の糖鎖のダイナミックな制御の仕組みならびにその生理 機能の解明を目指しています。また、凍結ストレスをはじめとした環境ストレスに細胞壁がどのように応答しているのかにも着目して研究しています。

お知らせ

2021日年4月3日
5名の新卒研生が研究室に加わりました。
2022日年3月22日
日本植物生理学会に参加しました。学生1名が口頭発表を行いました。
2021日年12月4-14日
高橋助教がChairとなり国際会議、International Plant Cold Hardiness Seminarが開催されました。
2021日年11月19-20日
細胞壁研究者ネットワーク・定例研究会に参加しました。
2021日年11月1日
グルコマンナンに関する論文を発表しました。要旨

連絡先

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埼玉県さいたま市桜区下大久保255
大学院理工学研究科・分子生物学コース
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