荻原研究室

埼玉大学 工学部 応用化学科

学生募集

あなたの研究で、社会の課題に挑んでみませんか。

研究室の集合写真(2026年5月 BBQ)

資源、エネルギー、環境の課題を解決するために、化学ができることはたくさんあります。天然資源の少ない日本にとって、科学技術で課題を乗り越えることは特に大切です。荻原研究室では、触媒の力で化学反応を思いどおりに制御して、クリーンな電気で化学品をつくる方法や、石油に代わる資源(CO2やバイオマスなど)から役に立つ物質を生み出す方法を研究しています。卒研生は1人1テーマを持ち、教員や先輩と相談しながら自分の研究を進めます。

研究テーマと社会とのつながり

どのテーマも、主役は触媒です。反応を進める力に電気を使うか、熱を使うかで分かれます。

研究テーマ何に役立つか
電気×触媒アルコールや炭化水素を酸化する常温・常圧で、太陽光や風力の電気を使って、化学原料をつくる
電気×触媒CO2 や有機分子を還元する排出された CO2 を、燃料やプラスチックの原料になる CO や炭化水素に変える
熱×触媒CO2 と水素からオレフィンをつくる石油(ナフサ)を使わずに、CO2からプラスチックの原料をつくる
熱×触媒バイオマスを還元する木や植物からとれる資源(バイオマス)を、燃料やプラスチックの原料に変える
電解デバイスによるエタノールからアセタールへの転換イメージ
電気でアルコールを変換するイメージ
流通式の反応装置で実験する学生
流通式の反応装置で触媒の性能を調べる

研究の中身は 研究内容 で紹介しています。

これらの研究は、科研費や NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクト、財団の助成、企業との共同研究として進めています(研究費の一覧)。

自分の研究を、世界へ発信しよう

19報
学生が筆頭著者の論文
(2020年以降)
9件
学生の受賞
(2024年以降)
4報
雑誌の表紙に選ばれた
学生の論文(2021年以降)

研究を進めると分かることが増えますが、同じくらい新しい不思議も出てきます。次々に現れる疑問を解き明かすうちに、まだ世界で自分たちしか知らないことが見えてきます。新しい現象を自分たちの言葉で説明できるようになることこそが、研究の醍醐味です。

その成果は、論文として発表します。論文は専門家の審査を通ってはじめて掲載され、世界中の研究者に読まれて、次の研究の土台になります。荻原研究室では、学生が自分の成果を論文にまとめられるよう、教員が指導しています。

論文掲載先の約半数は、化学の分野で世界を代表する学会である米国化学会(ACS)や英国王立化学会(RSC)の専門誌です。学生の論文が、その号を代表する論文として雑誌の表紙に選ばれることもあります。

Chem. Commun. 2026 表紙Chem. Commun. 2026
表紙
Catal. Sci. Technol. 2023 裏表紙の内側Catal. Sci. Technol. 2023
裏表紙の内側
Chem. Lett. 2023 裏表紙Chem. Lett. 2023
裏表紙
ChemSusChem 2021 Cover FeatureChemSusChem 2021
Cover Feature

2026年に英国王立化学会の Chem. Commun. 誌の表紙に選ばれた笹沼君は、この研究が評価され、大学院の修了式で応用化学プログラムの修了生代表に選ばれました。

研究しながら勉強しよう

触媒や電気化学を今くわしく知らなくても大丈夫です。触媒の研究では、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、化学工学など、これまでに学んできた知識をすべて使いながら、目の前の課題に取り組みます。苦手な分野があっても、研究を進めながら学んでいけば十分です(教員も同じです)。

研究室で身につく力

どれも、卒業生が働くメーカーの研究開発の現場でそのまま役立っています。

卒研生の1年

4月
研究室スタート。安全教育のあと、先輩に教わりながら実験を始めます
5〜7月
自分のテーマで実験を進めます。はじめて自分のデータが出るころです
7〜8月
大学院入試(進学希望者)。8月には夏休みもあります
9〜12月
実験が本格化。忘年会などの研究室イベントに加えて、他大学と交流できる芋煮会もあります
1〜2月
1年の成果を卒業論文にまとめて、発表します

最近の学生の活躍

第138回触媒討論会(熊本大)
触媒討論会で発表(2026年9月・熊本)
埼玉大学学生表彰式
埼玉大学学生表彰(2025年11月)

詳しくは Awards と 研究業績 を見てください。

卒業後の進路

学部卒業生の大半が、埼玉大学の大学院に進学しています。修士修了後は化学・素材・自動車関連メーカーの研究開発職が中心で、博士後期課程に進む学生もいます(博士課程への進学は、教員が全力でサポートします)。卒業生が会社説明会を開いてくれたり、学会で再会したりと、今も多くの卒業生とつながっています。

修士修了後の就職先(2019〜2026年度):

触媒科学は裾野の広い分野なので、ここに挙げた会社のほかにも、さまざまな分野に進む道があります。就職先について質問があれば、研究室見学で教員に相談してください。

よくある質問

研究テーマはどうやって決めますか?

教員がいくつかのテーマを用意し、4月に4年生どうしで相談して選びます。先輩も相談にのってくれます。1人1テーマです。

コアタイムはありますか?

朝10時に研究を始めることだけが決まりです。土日の公式な活動はなく、就職活動に制限はありません。

教員のことをもっと知りたいときは?

教員の経歴や研究業績、研究費、学会での役職は researchmap(荻原、鈴木)にまとまっています。教員は学会の運営にも関わっていて、そこで築いたつながりが学生に生きることもあります。研究室見学では、教員と直接話すこともできます。

研究室の雰囲気は?

学生18名、教員・技術職員3名の研究室です。新歓やBBQ、秋の芋煮会、送別会など、学年をこえてみんなで楽しむ行事があります。学生どうしの仲がよく、テーマの垣根をこえて、雑談と一緒に研究の話をしています。

BBQ
BBQ
卒業記念写真
卒業記念
ボウリング
ボウリング

ほかの写真は Photos にあります。

研究室見学(2026年度 卒研仮配属・応用化学科3年生向け)

10月6日(火)3〜5限、10月8日(木)3〜4限、10月13日(火)3限

見学では、教員から研究室の説明をしたあと、研究室を案内し、学生と話す時間もとります。参加は申込フォームから。上記以外の日時でも、メールをもらえれば個別に対応します。

あなたの研究で、社会の課題に挑んでみませんか。

研究室の見学や質問は随時受け付けています。気軽にメールしてください。

メール:ogihara[at]mail.saitama-u.ac.jp ([at]を@にかえてください)