【メディア掲載】本プロジェクトが開発に携わったアイドル応援システムが新聞掲載されました

本学理工学研究科の小林貴訓准教授が「双方向アイドル応援システム」を開発し、本プロジェクトが外装パーツの設計を担当しました。
システムの内容と公開実験の様子が、朝日新聞 (2017/10/29朝刊-第二社会面掲載 ) 及び朝日新聞デジタル (10/28掲載)にて紹介されました。

小林准教授が開発したシステムは、演者の動きと歌声のデータがマイクと加速度センサによってリアルタイムで取得・変換・無線送信され、観客の持つデバイス (ペンライト)がこの信号を受信すると、振動したりライトの色や明るさが変わるというものです。
更に、観客がペンライトを振って応援すると、ペンライト中の加速度センサが動きのデータを送信してアイドルの衣装が光るなど、双方向にインタラクティブなシステムの開発を進めています。

当プロジェクトはペンライト型デバイスの製作に関する依頼を受けて、電子基板(信号受信及び制御部)、LED ライト、モータ ( 振動発生部)、センサなどのデバイスパーツを一体化
して格納する為の外装パーツを設計しました。


市販のペンライトに取り付けて使用できるようにしてほしいという要望を受け、パーツの上部内面と下部外面をペンライトと接続可能なネジ形状に設計しました。
複数のデバイスパーツを簡便に取り付けられるよう、写真のように真ん中で二つに割れてパーツが開閉し、リング状パーツをかぶせることで固定するという構造を採用しました。
また、コンサートでの使用という用途から設計可能な寸法に制限があり(全長30 cm 程度)、各デバイスパーツを効率的に配置できるような構造を設計する必要がありました。

小林研究室の皆様と数回の打ち合わせを重ねて、最終的に下記のようなデザインのペンライト型デバイスが完成しました。


10月28日に開催された埼玉大学人文社会科学研究科学際系2017年度連続シンポジウム「アイドルと観客が共創する空間」において、完成したアイドル応援システムの実験と実演が行われました。
実演は埼玉大学公認アイドルダンスサークルSKR48の協力のもと行われ、演者の動きに呼応するペンライト型デバイスの効果を講演参加者に体験して頂きました。
本プロジェクトメンバーも実演・実験に参加し、アイドル応援を体験させて頂きました。
SKR48の皆さん、素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。

この実験・実演の様子は朝日新聞(10/29朝刊)及び朝日新聞デジタル(10/28掲載)にて紹介されました。

※朝日新聞デジタルの記事はこちらからご覧いただけます (冒頭のみ)
http://www.asahi.com/articles/ASKBX5R1WKBXULBJ00B.html?iref=comtop_8_04
※埼玉大学ホームページの研究トピックスでも紹介されました (2017/11/1)
http://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/2017-1031-1645-9.html

 

2018年01月29日