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プロフィールProfile

■メッセージ

荒木祐二教授

 みなさんこんにちは。
 主な研究テーマは,農地や湿地の植生とその環境マネジメントです。これまでカンボジアの熱帯天水田や浮稲地域における農地管理と雑草多様性との関連性を評価するプロジェクトや,アンコール遺跡群の巨木調査やトンレサップ湖氾濫原の植物資源利用調査などに携わってきました。その過程で,地域特有の自然条件と地域住民の活動とを関連づけて農業生態系の機能を再評価するとともに,その地域の特性を最大限に生かしながら植物資源の公益活用を図ることを念頭においた教材づくりに励んできました。
 埼玉大学は,都市近郊に位置しながらも豊かな自然と多くの田畑に囲まれています。この恵まれた環境において,学校と地域,学術機関との連携を図りながら栽培研究学の分野で研究を発展させつつ,確かな技能を持って教育現場で活躍できる人材の育成に尽力したいと考えています。
 また,埼玉大学大久保農場におけるフィールド実習に力を注ぎ,人と環境の共生を根幹とする作物栽培の発展や自然環境保全のあり方について,学生たちと共に学んでいます。意欲にあふれた学生の入学を歓迎します!


■栽培学研究室について

荒木祐二教授(研究室にて)

 学校教育における栽培学習は,子どもの身体および精神の健康と発達に寄与し,「生きる力の育成」と「環境保全の啓発」を促します。土に触れて種をまき,植物を育てて収穫の喜びを味わう体験活動をとおして,子どもたちは生命の尊さを肌で感じ,自然環境の保全・創造に努めようとする態度を身につけていくでしょう。
 栽培学研究室では,栽培のそうした教育的側面を踏まえたうえで,個々の栽培植物の育成に適した環境条件・管理技法を探りながら,持続可能な栽培技術に関する研究を進めています。実際にフィールドへ飛び出し,小・中学校の学校園や水田,畑において利用形態と生物多様性のかかわりを調べ,栽培生態学の視点から耕地の健全性を評価しています。そうして,ヒトの営みと生態系との調和を図りつつ,地域社会の発展と生物多様性の保全に貢献できるような栽培技術の創出に挑戦しています。


■自己紹介

氏名
荒木祐二
出身
山形県新庄市
趣味
自然観察,サッカー,わんことの戯れ

■研究分野

栽培生態学,環境マネジメント,生物育成教育

キーワード:生態,植生,環境,生物多様性,カンボジア,雑草,農地,栽培,生物育成


■現在の研究課題

  • 農業教育カリキュラムスタンダードの確立に向けた農業科内容構成論の構想
  • 中学校技術分野における生物育成のカリキュラムスタンダードの開発
  • 小中学校の学校園の土壌環境改善に関する研究
  • 里地里山の植物多様性に関する生態学的研究
  • 都市近郊の湿地草原における絶滅危惧種の保全生態学的研究
  • カンボジア熱帯湿地の植物資源利用に関する環境マネジメント

■所属学会

  • 日本植生学会
  • 日本生態学会
  • 日本熱帯生態学会
  • 応用生態工学会
  • 自然環境復元学会

■研究者としての歩み

横浜国立大学大学院にて植物生態学を専攻し,博士(環境学)を取得(題目:熱帯湖岸生態系の植生学的研究と持続的マネジメント-カンボジア・トンレサップを例に-)。博士号取得後は,東京大学アジア生物資源環境研究センターにおいて,アジア地域を対象としたフィールド研究に従事。2011年に埼玉大学教育学部に着任して以来,植物生態学や環境マネジメントの専門性を基盤に,農業教育や生物育成教育に取り組んでいる。

現在は教育学部に所属しつつ,人文社会科学研究科ダイバーシティ科学専攻,ならびに研究機構戦略研究センター東アジアSD研究領域の兼任教員も務め,幅広い分野で教育・研究に尽力している。

■学歴

出身大学院・研究科等
2007横浜国立大学 博士後期 環境情報学府
取得学位
博士(環境学) 横浜国立大学

■研究職歴等

研究職歴
2026 –埼玉大学人文社会科学研究科ダイバーシティ科学専攻兼任教員
2025 –埼玉大学教育学部教授(現在に至る)
2019 –福島大学食農学類非常勤講師
2019 –専修学校教員研修会講師
2021 –埼玉大学研究機構戦略研究センター東アジアSD研究領域兼任教員
2019 – 2024東京学芸大学教育学部非常勤講師
2018 –放送大学講師
2017 –東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
2017 – 2021浦和大学こども学部非常勤講師
2013 –金沢大学環日本海域環境研究センター外来研究員
2013 – 2015湘南工科大学工学部非常勤講師
2011, 2014滋賀大学教育学部非常勤講師
2011 – 2024埼玉大学教育学部准教授
2010 – 2011横浜国立大学人間教育科学部産学連携研究員
2009 – 2010東京大学アジア生物資源環境研究センター特任助教
2008 – 2009東京大学アジア生物資源環境研究センター特任研究員

■社会的活動

行政・審議会
  • 2025 – : 埼玉県彩の国埼玉環境大賞審査会 委員
  • 2023 – 2025 : 埼玉県レッドデータブック植物編改訂編集委員会 委員
  • 2019 – 2025 : さいたま市環境影響評価技術審議会 委員
  • 2019 – 2026 : さいたま市 自然科学分析等緊急調査検討会委員
  • 2016 – : さいたま市教育委員会文化保護課 調査専門員
  • 2014 – : 文部科学省科学技術予測・政策基盤調査研究センター専門調査員
  • など
学会・専門団体
  • 2026 – : 自然復元学会 事務局次長
  • 2025 – : 自然復元学会 編集委員
  • 2025 – : 埼玉県彩の国埼玉環境大賞審査委員
  • 2024 – : NPO法人埼玉県絶滅危惧植物種調査団 理事
  • 2023 – : ノハナショウブ・ネットワーク(Iris Net) 会員・会計担当
  • など