装置紹介

本プロジェクトが使用している3Dプリンターの紹介をします。

UP box (Tiertime Technology UP-series)
UP boxは比較的大きな造形物を、安価で迅速に出力するのに適した3Dプリンターです。

出力方式である熱溶解積層法 (FDM)とは、繊維状の出力材料を熱で溶かしながら、下層から上層に向かって積み上げていく方法です。材料にはABS樹脂やPLA樹脂を始めとした安価な汎用樹脂を使用する為、製作コストが安く、強度に優れる造形物の製作が可能となります。

デメリットとしては、側面に階段状の断層跡が残りやすく、樹脂材料が熱収縮することから、高精度での造形が難しい点があります。

<UP box の仕様>
・造形可能サイズ:~255 × 205 × 205 (mm)
・最小積層ピッチ:100 μm
・出力材料:ABS樹脂、PLA樹脂など
・材料費用:1 g あたり10円程度 (例:100 gの冶具を製作した場合1000円程度)