王青躍 研究室|大学院理工学研究科 環境科学・社会基盤部門 物質循環制御研究分野

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地球環境調和型の資源利用技術開発環境分析地域大気汚染物質挙動解析に貢献する研究室

大気汚染物質の計測などの環境分析や有機資源化学を応用する研究に重点におき、エネルギー資源・素材と地球環境化学の両分野への実用化研究を通じて、地域社会や国際社会へ貢献できる共同研究を積極的に実施しています。また、物質循環科学系の教育プログラムの担当教員として、化学を基礎とする教育をはじめ、自然との共生を考慮した資源の高効率利用技術や環境負荷の低減技術の開発、並びにその汚染物質の計測・評価手法のグリーン・サステナブルケミストリー技術(GSC, Green and Sustainable Chemical Technologies) の開発に関して、研究・教育を一貫して行ってきています。さらに、人類的・グローバルスケールの視野からの国際社会的ニーズに応える人材を育成したいと思っています。

主な研究課題:環境動態解析、廃棄物利活用、クリーンエネルギー開発

例えば、都市部に飛散する花粉とその粒径別アレルゲンの計測手法の確立と環境影響評価に関する研究、大気エアロゾルの発生機構と発生源別寄与率の解析、バイオブリケット・有機系固形燃料のガス化に関する研究と応用(枯渇性資源と循環性資源の高効率利用)、国際環境協力研究など。

スギ花粉・アレルゲン含有粒子の飛散挙動及び変性

目下、国民の4人に1人が花粉症を患っています。花粉症は花粉が目や鼻腔、口に侵入し、その花粉から溶出したアレルゲンが原因となって惹起される。従来、花粉は鼻腔や口よりも気道深部へは侵入しないと考えられてきたが、下気道へ侵入可能な花粉アレルゲン含有粒子の存在が明らかになり、本研究により大気汚染物質と花粉アレルゲンとの関連性、並びに花粉アレルゲンの放出機構、変性(修飾)などの新たな知見が期待されている。

有機性廃棄物の炭化処理、炭化物・廃棄石炭の利用

バイオマス等の有機性廃棄物の炭化処理と廃棄石炭の回収利用技術などをモデル事例研究とし、その利用性能と安全性を見極める。中国や東南アジア諸国において、循環性炭素資源の創出、化石資源依存エネルギー製品を、再生可能な「若輩炭」バイオマス・非化石エネルギー化による石油・石炭化学の「機能代替」可能性を明確な形で切り拓き、次世代エネルギー確保、持続可能な社会への移行促進は国際的においても社会的要求は高い。

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