科学技術の社会実装教育エコシステム拠点形成事業

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 北海道大学は、1876年に設立された札幌農学校を起源とし、 その後、東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学、新制北海道大学を経て今日に至ります。
 140年以上にわたる長い歴史の中で、札幌農学校の初代教頭を務めたウィリアム・S・クラーク博士が残した「高邁なる大志」、「平等と自由」、「独立心、自律心を持った個の確立」、「フィールド(現場)を重視した応用能力の醸成」の精神を昇華させた「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という4つの方針を教育・研究の基本理念として掲げ、その具体化に努めています。
 現在では、日本の基幹総合大学として最も多い12の学部、21の大学院を有し、幅広い領域での研究・教育が行われ、日本そして世界をリードする大学に発展しました。 本学の緑豊かで広大なキャンパスは世界レベルの研究・教育を行う上で魅力溢れる環境を提供し、毎年全国はもとより80か国を超える海外からも多くの学生および研究者が共に学んでいます。
 世界中から集った仲間とともに学問を深め、新たな叡智を創り出すことで、「世界が抱える問題」を解決し人類の幸福に貢献する“独立心と自律心を持った豊かな大学”を志向しています。

産学連携強化による工学系教育エコシステムの構築

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 本事業では、工学部・工学系大学院における産学連携教育と数理・データサイエンス教育の充実を核とする新たな工学教育の体系構築を目指して、学士-修士課程6 年一貫および修士-博士課程5 年一貫教育プログラム設置のための調査・検討を実施します。特に、北海道大学における入試制度との整合性ならびに一貫教育プログラム導入のために必要となる内規等の改正について十分な調査・検討を行います。
 また、工学院で実施している双峰型教育を発展させ、学内の多様な学際的教育プログラムとの連携を強化することにより広範な副専修の履修を可能とし、海外インターンシップ参加の推進によりグローバル人材育成を目指します。さらに産学連携特任教員による産学連携教育の拡充改善に取り組み、博士後期課程を含む大学院における産学連携の教育研究を推進します。教養教育連携で実績を有する北見工業大学との連携によって、工農連携や数理・データサイエンス科目のコアカリキュラム開発において、遠隔教育の新たなモデル事業を展開します。また、新たな教育業績評価システムを構築・運用するとともに、PDCA の持続的実施の体制を整備することとしています。

取り組み詳細

POINT1産学連携強化によるグローバル人材育成

 グローバルに活躍する工学人材の育成には、中長期間の海外インターンシップが有効です。産業界との連携により、海外大学のみならず海外の企業拠点におけるインターンシップ受け入れ先を整備し、多くの学生の派遣を実現します。既に開始されている主として新渡戸カレッジ生など学部生を対象とした国際インターシップの活動に加えて、世界展開力事業への企業からの参加を求め、大学院生の海外インターンシップの拡充を目指します。
 これらのインターンシップ参加のためには、6年一貫教育プログラムや5年一貫教育プログラムによる、効率的かつ効果的な教育のシステムが必要です。4学期制を有効に活用できる教育エコシステムの構築によって、多様な教育の機会活用が可能となります。また、英語による多様な講義からなるサマーインスティチュートとラーニングサテライトも、高度の専門性を英語によって学ぶ好機であり、これを活用したカリキュラムの構築によってもグローバル人材の育成を目指します。

関連サイト

連絡先

メール
ecosys@eng.hokudai.ac.jp
住所
〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目
TEL
011-706-6113