Last Modified : 2024年7月21日 (日) 11:45 am


2019年7月27日(土)に、「虹色に輝く宝石を作ってみよう2019」を開催しました。
6月上旬より、日本学術振興会のホームページより参加者を募集したところ、97名の応募があり、
22名の方をご招待させていただきました。


虹色に輝く宝石を作ってみよう2019

最近の出来映え

それなりに大きく、虹色に輝く(反射している)
ビスマス結晶
とある理由で、いろいろな宝石を作ってみました。
右上の大きい宝石が、左の写真です

 “宝石”という言葉には、誰でもときめきを覚えます。より光り輝く宝石を作り出すために科学が発展し、その中でさまざまな発見があり、今の最先端科学につながっています。虹色に輝く宝石づくりを体験し、より大きく、より美しい宝石を作るためには何が必要かを考えながら、宝石を構成する原子の並び方,最新科学,将来のエネルギー技術に触れてみましょう。

 本プログラムでは原則小学校5,6年生ならびに中学生を対象としており、参加費は無料です。夏休みの自由研究として自分で作った宝石は標本化して持ち帰って観察してみましょう。

 参加希望小学生については、保護者の方もご一緒に参加して頂きますようお願い申し上げます。

2015年度の実施例2016年度の実施例2017年度の実施例2018年度の実施例

Bi01
Bi(ビスマス)を使った虹色宝石の作製例



 2019年7月27日に「虹色に輝く宝石を作ってみよう2019」を実施しました。今年度は、㈱高純度化学研究所様より、Biの原材料を支給して頂きました。当日は事故などもなく、無事に終えることが出来ました。関係各所の皆様のご協力に感謝致します。

さあ、参加者の受け入れ準備は、既に終わっています。
昨年度と場所を変えての開催となりました

予定を早めての受付開始です。

皆さん、予定よりも早く到着したので、5分前に開始しました。



皆さん、ちゃんと話をきいてくれます

いろいろな配布物があるので、チェックしていきます



今日の目的は、科学の入り口を覗くことです。




もちろん、科学研究費補助金(科研費)についても説明は怠りません

いきなりのクッキータイムでグループ内のメンバーのキャラクターを理解していきます


そして、講義も始まっていきます。

キャンパスツアーで科学分析支援センターにある大型装置の見学です。
当日は科学分析支援センターのスタッフの皆様にご協力いただき、誠にありがとうございました。

キャンパスツアーは終わり、休憩・昼食となります。台風が逸れたことから、とにかく暑い。

昼食をはさんで、まずは「確率」の話を勉強していきます


それは、持って帰れる宝石ケースの大きさが「ガラガラ」で決まるから。みんな真剣。代表者が実践してみます。



さあ、皆さん実験室に移動する前に、安全のため着替えましょう

さあ、実験スペースで実験開始です。

今年から、身長の低い児童・生徒の皆さん用に、覗き鏡を準備しました。

目の前で、金属が溶けていきます

薄く固めたBiは柔らかく、手でも折れます

希望の結晶を切り出していきます

こんなのができました。

何度も、繰り返します。

出来上がったものに興味津々です

こんなのができました

安全を考えて、放射温度計,サーモグラフィーを使って非接触で温度測定をします

集中力を取り戻すために、再チャージ中

そのころ、ガラガラが始まっています

一方、実験スペースでは、結晶づくりが続いています。いろいろなものが出来上がってきました

そろそろ、ケースに入れていきます。


そろそろ終わりの時間です

一人一人修了証の授与です。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした、ご協力有り難うございました。

皆さん、期待通りの宝石が出来ましたか?


主催:01国立大学法人 埼玉大学,02独立行政法人 日本学術振興会
共催:03埼玉県, (株)高純度化学研究所


何か質問がありましたら、tokimeki@env.saitama-u.ac.jpまでご連絡ください。


Last Modified : 2024年7月21日 (日) 11:45 am

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独り言
 2013〜2015年にかけて、文部科学省研究振興局の学術調査官として科研費全般ならびに新学術領域研究のサポートをしてきて、研究会のスーパースターである領域代表に「科研費の成果を国民に知らせるためのアウトリーチをお願いします」といってきました。翻ってみると、私自身お願いするだけで何もやっていないことに気づきました。そんなことも有り、研究で使っている材料,ビスマスを使って何か科学の興味が湧くようなことをやってみようと考えたところ、「ああ、Biは骸晶で、一昔前は宝石っぽく扱われていたなぁ」ということを思い出しました。比較的融点も低く、再結晶化が可能で、また空気中で結晶化する際に酸化膜を形成することで、その厚みによって虹色になることを思い出し、ひらめき☆ときめきサイエンスのテーマとして相応しいのでは無いかと思い、アウトリーチ活動の一環として始めました。
 今年は採択通知を頂いたのが5月中旬であったこともあり、準備期間が限られていました。さらに、講義や海外出張と中々時間が確保しづらい状況が続いていますが、もう一段階異なった取り組みを採り入れたいと模索中です。2019年3月の応用物理学会で「Bi人工結晶作製をテーマにした4年間の研究アウトリーチ活動報告」として物理教育セッションで発表したところ、(株)高純度化学研究所からの支援を頂くことにもつながりました。これまで使っていた実験室などが使えなくなったこと、実験中暑いことなどを受けて、天井の高い場所に移動しての開催となりました。比較的のびのびと実験ができ、5回目の「虹色に輝く宝石を作ってみよう」を終えることが出来ました。