「サイエンス体験ウインタースクール」を開催致しました!
12月17日(土)、12月18日(日)女子高生とその保護者向けに『サイエンス体験ウインタースクール』を開催しました。このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」(WISE-P)の一環として実施され、今回は令和3年度に引き続き2回目(昨年度は「サイエンス体験オータムスクール」)となります。
参加した女子高生は、サイエンス体験である8つのテーマの研究から希望の研究に3人ずつにわかれました。2日間にかけて講師とティーチングアシスタントの学生と交流しながら1つの研究テーマを深めていく貴重な体験ができました。
初日は、午後から開講式とサイエンス体験が行われ、2日目は続きのサイエンス体験と保護者向け懇談会及び、女子学生との交流会を開催しました。今回のサイエンス体験は、理学系および工学系の8つの研究室で実験を行いましたが、少人数のため初日は参加生徒同士も初対面であったため、慣れるのに少し時間がかかったり受け身の様子も見受けられましたが、2日目には生徒同士で自発的に発言をするような積極的な姿勢も見受けられ、皆さんの今後のチャレンジに大変期待しております。
研究室での実験の内容は下記の通りです。
1 放射線は目で見えるか?
2 日光写真のしくみを調べよう
3 藻類はなぜ様々な色をしているのか
4 いろいろなカタチの魚のヒレ。どのように違いが生じるのか?
5 飛行機は何故飛ぶのか?
6 人工知能で画像をスタイル変換してみよう
7 伸び続ける糸、光りだす液、変わる色彩……まるで手品?の「界面化学」を極めてみよう!
8 実践! ハザードマップ攻略法
2日目は、サイエンス体験の他に「女子大学生・大学院生と語ろう!」と題し、専門分野の異なる8名の理系の女子大学生および大学院生が自己紹介をふくめて大学での研究や過ごし方について話し、あらかじめ申し込み時に頂いていた質問に女子学生が回答しました。また、その後のフリーディスカッションでは、2グループに分かれて円座となり、女子高生からの質問に学生が答えました。生徒の皆さんからの受験勉強法や理系文系の悩みなど、将来に向けた質問に対して、一生懸命答える女子学生との間がいつの間にか縮まっているようにみえました。
保護者会では、大学から長澤理学部長、石井理工学研究科長、荒木教授(工学部)などが参加し保護者の質問に対応しました。ここでは、進路の詳細やお子さんの関心などさまざまな話題がでました。
最後に閉講式では、石井理工学研究科長から一人一人に修了証書が手渡されました。
年末で何かとお忙しい時期でしたが、本プログラムにご参加頂きました高校生の皆さん、保護者の皆様、大変お疲れさまでした。
埼玉大学ダイバーシティ推進センターは、今後もこのようなプログラムを開催予定です。