工系の豊かなイメージと多様な未来を!
の国・理工系進路選択エンカレッジプログラム

2024年度 出前授業(講義テーマ一覧)

2024年度 出前授業(講義テーマ一覧)

    本プログラムでは、中学校・高等学校を訪問して理工系の授業を行う「出前授業」を実施しています。中学校・高等学校の生徒のみなさんの理工系への興味や関心を喚起するよう、わかりやすく、身近な現象にひきつけた授業を展開しています。実施に当たっては、当該中学校・高校の教員と綿密な打ち合わせをし、学習進度に留意して、生徒の特徴に合わせたオーダーメイド型の授業をしています。できる限り地域的な偏りを少なくし、秩父地域、北部地域、東部地域、西部地域、中央地域など、埼玉県全域の学校を訪問しています。
生徒への出前授業に加えて、中学校・高等学校教員と、中高生の進路選択の現状や理工系の魅力を伝えていくための方法など、さまざまな情報を交換する情報交換会を行っています。また、学校側の要望によっては、キャリア教育、男女共同参画やSDGsをテーマとした授業も、理工系の授業と併せて行っています。2024年度の出前授業の講義テーマは下記の通りです。  (表の希望曜日欄は、ご対応ができない場合がございますことご了承願います。)

中学生

No. 講義テーマ 講義概要 担当教員 分野 希望曜日(応相談)
1 倍数の判定法いろいろ ある数が3の倍数かどうか、割り算をせずに知る方法があります。では、7の倍数は? 37の倍数は……? 海老原 円 数学 火・午後、水、金
2 開平法や開立法のしくみ aを正の数とします。2乗したらaになる数や、3乗したらaになる数を求める筆算の仕組みを説明します! 海老原 円 数学 火・午後、水、金
3 実数を考える 同じ数を掛け合わせ、つまりxを二つ掛け合わせたxの2乗を考え、それが2以下である場合、xとして一番大きい有理数は存在しません。これを証明します。 町原 秀二 数学 月・火・木・金
4 放射線と原子核 身の周りにある放射線を紹介し、関係する原子核と原子核から放射線が放出されるメカニズムについて解説する。 江幡 修一郎 物理学 前期:月・火・木
後期:火・木、10月は不可
5 くらしの中の貴金属のはたらき 貴金属は富や権力の象徴として尊ばれ,財宝や装飾品などに古来から用いられてきました。現代社会では貴金属の働きによって成りたっているといえます。現代社会で輝きを放つ貴金属の働きについて紹介します。 藤原 隆司 基礎化学 前期:月・午前、火・午前、水・午後

後期:月・午前、火、水・午後

6 光で変化する分子の形 光を当てると変色し、熱や異なる波長の光によって元の色に戻る性質を示す化合物があります。この変化は化合物の形が変化することによって起こっています。構造が変わる速さと化学反応の関係について理解を深めます。 藤原 隆司 基礎化学 前期:月・午前、火・午前、水・午後

後期:月・午前、火、水・午後

7 物質を調べる化学 化学は物質のミクロの構造や性質を調べる分野でもあります。大学や社会で用いられる物質を調べる機器(分析装置)の例について紹介します。 齋藤 英樹 基礎化学 前期:水、金、後期:金
8 ミクロのつながり、高分子 分子がつながってできる高分子。個々のつながりは直接見えないけれど、材料として触れられる大きさなら様々な特徴が見えてきます。つながり方がどのような効果をもたらすのか?一緒に考えてみましょう。 川村 隆三 基礎化学 前期:水・木

後期:月・金

9 お砂糖ではない「糖」の話 糖にはお砂糖であるスクロース以外に様々なものがあります。糖がたくさんつながったものは多糖類と呼ばれ、多様なはたらきをもちます。本講義では特に植物の多糖類について紹介します。 小竹 敬久 分子生物学 火・水
10 身近になりつつある植物バイオテクノロジー バイオテクノロジーで人の生活を豊かにする農作物がどのように生み出されてきたかについて、品種改良の歴史や最新の遺伝子の性質を変える話まで簡単に紹介します。 川合 真紀 分子生物学 応相談
11 ”遺伝子組換え技術”について考えてみよう 全ての生物がそれぞれの遺伝情報をDNA二重らせんに書き込んで、保持しています。そのDNAから遺伝子の発現する仕組みについて理解し、それを利用した遺伝子組換えで何ができるか考えてみましょう。 田中 秀逸 生体制御学 応相談
12 ホルモンと摂食調節 体内で作られるホルモンがどのように脳に作用して、食欲行動が起こるのかについてこれまで行われてきた研究を説明します。 坂田 一郎 生体制御学 応相談
13 ロボット技術と健康寿命の延伸 本講義では、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation: DX),人工知能(Artificial Intelligence: AI),モノのインターネット化(Internet of Things: IoT)、バーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)、ヒューマンインターフェイス(Human-Machine Interface: HMI)、ロボット技術などの諸技術を紹介するとともに、健康科学分野への適用事例として、IoT技術を用いた非侵襲生体情報計測、AI技術を用いたがん病理診断、AI/VR技術やロボット技術を用いた人に寄り添った生活支援・リハビリテーションなどの研究開発についてわかりやすく説明します。 綿貫 啓一 機械工学 月・火・木・金
14 人に寄り添う技術と生活支援 本講義では、人が機械にあわせるだけではなく、機械や環境が人の状況や状態を理解し、人の心理的側面に踏み込んだ知的インタラクションとしてのコミュニケーション機能を備えた技術により、安全・安心・快適な状況をつくりだす人に寄り添う技術について、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation: DX)、人工知能(Artificial Intelligence: AI)、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)、バーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)技術、非侵襲生体情報計測技術、感性認知評価技術、人に優しい機器設計のためのヒューマンインターフェイス(Human-Machine Interface: HMI)技術について説明するとともに、人に寄り添った製品開発や生活支援事例について紹介します。 綿貫 啓一 機械工学 月・火・木・金
15 超音波の不思議 超音波といえば私たちに聞こえないくらい高い音をさします。使い方によっては役に立つことがあることをご紹介します。 高崎 正也 機械工学 前期:水午前、金 

後期:火午前、木午前、金

16 音と振動 音と周波数について説明します。また実際の音をその場で聞いて、音色と周波数の関係についても実感してもらいます。 坂井 建宣 機械工学 前期:木曜日以外、後期:月・金
17 太陽光発電とLEDの意外な関係 光で電気を作る「太陽光発電」と電気で光を作る「LED(発光ダイオード)」。これらはどちらも半導体でできていて、意外な、そして深い関係があります。この授業では、その意外な関係について紹介します。 長谷川 有貴 電気電子物理学 木曜日以外
18 人と触れ合えるロボットを目指して ロボット技術に関する最近の動向を紹介する。そして人と触れ合えるロボットの実現にはどのような技術が必要か、そのために大学生がどんな勉強をして研究に結び付けているかを述べる。 辻 俊明 電気電子物理学 前期:月・金

後期:火・水・金

19 カーボン系材料の魅力 炭素でできた材料、ダイヤモンドやカーボンナノチューブ等はとても魅力的な性質をもっています。ダイヤモンドを用いた新しい磁気、温度センサ、カーボンナノチューブによる熱電材料等、近年注目される炭素材料の新たな応用についてお話します。 清水 麻希 電気電子物理学 応相談
20 錯視から学ぶ脳科学 人間の脳は外界の情報を効率よく処理します。実際の状態と見え方が異なる「錯視」は、脳内の様々なメカニズムの解明に用いられてきました。この授業では、錯視を通して脳の情報処理について学びます。 栗木 一郎 情報工学 前期:月曜日と木曜日は不可

後期:木曜日は不可

21 視覚に訴えるコンピュータグラフィックス 映像制作などの様々な分野で用いられている、CGの最先端技術について、技術論文や動画を交えて紹介します. 岩崎 慶 情報工学 前期: 水・木

後期: 月・水

22 “つながり”から見る世界 私たちは複雑な“つながり”の中で生きています。本講義では人にまつわる“つながり”について情報工学の視点からお話しします。 島田 裕 情報工学 前期:水

後期: 月・木

23 フードテックによる食べられる情報 本講義では、情報技術の観点からフードテックを取り上げます。特に、食品とその食体験との結びつきについてや、食品プリンターなどの現在の食品技術の概要、情報処理関連分野への応用について紹介します。 プンポンサノン パリンヤ 情報工学 前期/後期 木曜日

(ただ、8月下-9月末と1月末-2月末は不在)

24 コンピュータで生体分子を見る〜生命現象から新型コロナまで〜 我々を含む地球上の生命はどのようにして作られているのでしょうか?設計図である遺伝情報はDNAにありますが、それを実際に運用して生命現象を担っているのはタンパク質という分子です。ミクロのサイズであるタンパク質を「見る」ためにコンピュータが活躍しています。本講義ではDNAの解説からはじめてコンピュータを用いた生命科学研究の一端を紹介します。 松永 康佑 情報工学 前期: 水・木

後期: 水・木

25 感染症に挑む!〜工学からのアプローチ〜 ウイルスと細菌の違いをはじめ、インフルエンザなどの感染症について、工学的な視点で紹介します。 松岡 浩司 応用化学 応相談
26 界面化学で高分子を作ろう!

―人工イクラから色の変わる高分子超薄膜まで―

目の前でたくさんの実験を見ながら、楽しく聞ける授業です。水と油の「さかい目」から生まれる糸…の正体は何だろう?! 藤森 厚裕 応用化学 前期:月~木

後期:火~木

27 なぜ都市部の花粉が深刻化している? 都市部では空気中の大きな花粉粒(例えばスギ花粉)から、微小なアレルゲンが放出された現象を確認され、呼吸器系への奥深く侵入が生じ、それによる咳、喘息などの一連の花粉症症状の悪化要因が考えられております。 王 青躍 応用化学 応相談
28 土木におけるAIの応用 橋梁、建築などの建設分野ではAIとDXが大活躍しています。AIの歴史を簡単に説明し、身近なAIの仕組み、土木工学における維持管理AIや地震防災DXの応用を解説します。 党 紀 環境社会 応相談
29 交通安全とまちづくり 日本における交通事故の現状と国内外の交通安全対策を、大学の研究成果とともに紹介します。 小嶋 文 環境社会 応相談
30 「ジオヘリテイジ」を巡って心豊かに暮らそう ジオパークや自然遺産、石造文化遺産などの「ジオヘリテージ」は地球からの恵みです。その利用や保全には地学や地盤に関する理解が大切で、事例を紹介しながら説明します。 小口 千明 環境社会 応相談
31 ハザードマップを”読もう” 自然災害の理解には、地形変化の理解が肝要です。ハザードマップの基図は地形分類図であり、地理院地図を活用しながらハザードマップ解釈のための着眼点を説明します。 小口 千明 環境社会 応相談
32 地震による被害と対策 過去の地震、これから起きる地震とは?地震の被害を減らすための対策を紹介します。 齊藤 正人 環境社会 応相談
33 コンクリートのひび割れ 皆さんのにとって身近なコンクリート.実はひび割れが入っても大丈夫?その理由について教えます! 浅本 晋吾 環境社会 前期:木曜日.後期:月曜日午前,水曜日午後は×
34 ゲリラ豪雨を観測する 近年、ゲリラ豪雨や竜巻による甚大な被害が社会問題となっています。この講義では、世界最新と言われる「マルチパラメータフェーズドアレイ気象レーダ」の仕組みと観測例について紹介します。 長田 昌彦 環境社会 応相談
35 砂時計のサイエンス(粒状体の力学と地盤工学) 砂(粒状体)を使った実験と現象を通じて、固体、液体、気体のどれとも違う性質を紹介し、同じく粒状体でできた地盤の特性と、社会とのかかわりについて話します。 内村 太郎 環境社会 応相談
36 みんなで数楽

〜パズルやゲームに潜む数理〜

みんなで一緒にパズルやゲームを楽しみながら、その背景に潜む数学を通して、課題発見力や思考力を磨く講義です。 松原 和樹 教育学部 数学 前期:月・火・水・金(金は午後) 

後期:月・火・水・金(金は午後)

37 カラーシャボン玉の科学 シャボン玉の特徴や性質、色がついたシャボン玉を例にして吸着現象を科学的に説明します。 松岡圭介 教育学部 化学 前期:火・木・午前、金・午前
後期:火・水・木
38 食べ物のおいしさってなんだろう どの食べ物をおいしいと思うかは人によって異なります。食品の成分や構造などがおいしさを決めています。皆さんにとっておいしい食べ物は何ですか? 上野 茂昭 教育学部 食物学 前期:月・木・金

後期:月・水午前不可,火・木午後不可

39 無セキツイ動物からセキツイ動物への進化 セキツイ動物は今から約5億年前に出現しました。セキツイ動物が現れる前の海は、棘皮動物(ウニやウミユリのなかま)が繁栄していたと言われています。無セキツイ動物からセキツイ動物への進化を、化石記録や現生の動物の比較、あるいは発生様式といった進化の証拠をもとに講義していきます。 日比野 拓 教育学部 前期:水曜・木曜・金曜:午前
後期:水曜:午前・午後、木曜:午前・午後、金曜:午前
40 光の不思議、光の魅力 光に関する研究は昔から多くの著名な研究者が取り組んできて、現在も物理学の中ではホットな研究分野です。
講義では、20世紀に大きな進歩を遂げた光の研究に関して、その歴史、身近に観察できる現象、今後期待される研究の成果などについてなるべくわかりやすく話をするつもりです。
大向 隆三 教育学部 物理 月・火・金

高校生

No. 講義テーマ 講義概要 担当教員 分野 希望曜日(応相談)
1 高次元について考える意味 私たちが住む世界は縦・横・高さからなる3次元の世界です。数学では4次元以上の世界、時には無限次元の世界を扱います。3次元の世界に済む私たちであっても4次元以上の世界を考える意味があるのでしょうか。和の公式の一般化を通して高次元について考える意味を考察します。 長澤 壮之 数学 月・火
2 中間値の定理から分かること 中間値の定理は微積分に現れるものですが、直感的にも理解できるものです。一見無味乾燥にすら見える定理ですが、これから直感では分からない事が導けます。その深遠さを具体例で説明します。 長澤 壮之 数学 月・火
3 感染症と数学 感染症の数学モデルの中でも最も良く知られるSIRモデルを用いて、感染症の拡大・蔓延・終息をシミュレーション出来ることを紹介します。第n日目の感染者数から第n+1日目の感染者数を求める数学モデルがあり、これは高校で学ぶ「数列」の考え方です。エクセルを用いてシミュレーションしてみます。 長澤 壮之 数学 月・火
4 数学で見る針の回転 長さ1の線分を1回転させる図形の面積はいくらでも小さくできます。その不思議な現象を説明します。 ニール ベズ 数学 応相談
5 次元解析で探る物理の世界 長さ、時間、重さといった量を測る単位(秒、メートル、キログラム)のことを一般に次元と呼びます。世の中には、次元だけから現象を説明できてしまうことがしばしばあり、講義ではその具体例を解説します。 星野 晋太郎 物理学 前期:月・水

後期:水・金

6 分子デザイナーのおしごと みなさんは、“有機物”というと何を思い浮かべますか。身近にあるポリ袋は「ポリエチレン」という有機物でできています。ポリエチレンは(よほどのことをしない限り)光らないし電気も流しませんが、 原子の配列や結合を巧みにデザインして、光ったり 電気を流したりする分子を創ることができます。このカラクリを紐解きながら、みなさんを分子デザイナーへの道へと誘います。 古川 俊輔 基礎化学 水・木
7 物質を化学分析する方法 化学は物質のミクロの構造や性質を調べる分野でもあります。大学や社会で用いられる物質を調べる機器(分析装置)の例について紹介します。 齋藤 英樹 基礎化学 前期:水、金

後期:金

8 くらしの中の貴金属のはたらき 貴金属は富や権力の象徴として尊ばれ、財宝や装飾品などに古来から用いられてきました。現代社会では貴金属の働きによって成りたっているといえます。現代社会で輝きを放つ貴金属の働きについて紹介します。 藤原 隆司 基礎化学 前期:月・午前、火・午前、水・午後

後期:月・午前、火、水・午後

9 光で変化する分子の形 光を当てると変色し、熱や異なる波長の光によって元の色に戻る現象をフォトクロミズムといい、このような性質を示す化合物はフォトクロミック化合物とよばれています。このような変化はそれだけでも興味深い現象ですが、実際に光記録媒体や強い紫外線が当たると色が濃くなるサングラスなどへの応用がなされています。フォトクロミズムの観察をとおして化学反応の速さや化学平衡などについて理解を深めます。 藤原 隆司 基礎化学 前期:月・午前、火・午前、水・午後

後期:月・午前、火、水・午後

10 動くタンパク質の科学

~生物は分子でできている~

生物の最小構成単位は細胞ですが、その細胞は巨大分子が集まって構成されています。作っては壊し続けるダイナミックな細胞骨格タンパク質や、エネルギーを消費しながら駆動力を発揮するモータータンパク質は、細胞の変形や移動、分裂のはたらきを支えています。生物と無生物の境界を繋ぐタンパク質分子の世界について紹介します。 川村 隆三 基礎化学 前期:水・木

後期:月・金

11 ミクロのつながり、高分子 モノマー分子の数珠繋ぎでできる高分子。分子のつながりは直接見えなくても、材料として触れられる特徴に違いがでることがあります。分子のつながり方がどのように影響するか? 一緒に考えてみましょう。 川村 隆三 基礎化学 前期:水・木

後期:月・金

12 試験管内でタンパク質を作る バイオテクノロジーのひとつに、生命活動に大切なタンパク質を試験管の中で合成してその働きを調べる技術があります。この技術について紹介したいと思います。 戸澤 譲 分子生物学 前期:月・火

後期:火・水・木

13 植物バイオテクノロジーで環境問題に挑む 植物は、地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収して有機物を作り出す生物です。植物の力を使って様々な環境問題にどのように立ち向かえるか一緒に考えましょう。 川合 真紀 分子生物学 応相談
14 微細藻類で何ができる? 目に見えない小さな藻類たちの高い光合成能力を活かして、バイオ燃料や食品、化学物質を生産する試みや、環境保全に役立てる試みについてご紹介します。 日原 由香子 分子生物学 月・火
15 知られざる「糖」の世界:身近にある糖たちの意外なはたらき 糖にはお砂糖であるスクロース以外に様々なものがあります。糖がたくさんつながったものは多糖類と呼ばれ、多様なはたらきをもちます。本講義では特に植物の多糖類について紹介します。 小竹 敬久 分子生物学 火・水
16 ホルモンとは何モン? ホルモンとは何モンでしょうか? 動物(ヒトも含む)における身近な例を中心にご紹介することで、何モンかを考えてみたいと思います。 小林 哲也 生体制御学 月・木
17 ウイルスと病気

〜遺伝学に関した話を中心に〜

新型コロナ感染症以外でも、病気の中にはウイルスが原因のものがたくさんあり、注意が必要です。ウイルス病の例をいくつか取り上げた後、ウイルスとその病気の遺伝学から見た特徴について、エイズとインフルエンザに注目して説明します。 田中 秀逸 生体制御学 応相談
18 光を使って見る脳の働きと発生 脳はどのように活動しているのでしょうか。発達期の透明な熱帯魚を用いて、光で脳内をのぞいてみましょう。 津田 佐知子 生体制御学 火・木
19 脳の性差ができる仕組み

ー性の多様性を考えるー

動物の脳の性が生じる仕組みについて解説します。また、ヒトの脳の性差に関する研究知見を紹介し、こころの性とその多様性について、生命科学の視点で考察します。 塚原 伸治 生体制御学 応相談
20 ロボット技術と健康寿命の延伸 本講義では,デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation: DX)、人工知能(Artificial Intelligence: AI)、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)、バーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)、ヒューマンインターフェイス(Human-Machine Interface: HMI)、ロボット技術などの諸技術を紹介するとともに、健康科学分野への適用事例として、IoT技術を用いた非侵襲生体情報計測、AI技術を用いたがん病理診断、AI/VR技術やロボット技術を用いた人に寄り添った生活支援・リハビリテーションなどの研究開発についてわかりやすく説明します。 綿貫 啓一 機械工学 月・火・木・金
21 人に寄り添う技術と生活支援 本講義では、人が機械にあわせるだけではなく、機械や環境が人の状況や状態を理解し、人の心理的側面に踏み込んだ知的インタラクションとしてのコミュニケーション機能を備えた技術により、安全・安心・快適な状況をつくりだす人に寄り添う技術について、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation: DX)、人工知能(Artificial Intelligence: AI)、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)、バーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)技術、非侵襲生体情報計測技術、感性認知評価技術、人に優しい機器設計のためのヒューマンインターフェイス(Human-Machine Interface: HMI)技術について説明するとともに、人に寄り添った製品開発や生活支援事例について紹介します。 綿貫 啓一 機械工学 月・火・木・金
22 デジタル技術とものづくり技能伝承 本講義では、ものづくり基盤技術に必要となる形式知と暗黙知とを連携して設計・製造知識を伝承し、さらに新たな高付加価値製品の製造知識を創出するバーチャルリアリティ(Virtual Reality: VR)技術と職場内訓練(On-the-Job Training: OJT)を融合したバーチャルトレーニングについて紹介します。また、エクステンデッドリアリティ(Extended Reality: XR)技術を用いた技能伝承や人材育成での有用性を踏まえて、ヒューマンインターフェイス(Human-Machine Interface: HMI)、VR/XR、モノのインターネット(Internet of Things: IoT)、人工知能(Artificial Intelligence: AI)、デジタルトランスフォーメンション(Digital Transformation: DX)などの諸技術を活用したものづくりへの事例についてわかりやすく説明します。 綿貫 啓一 機械工学 月・火・木・金
23 単純な力学モデルの複雑な現象

~二重振り子と受動歩行機械~

二つの振子を直列に接続した二重振り子の力学モデルを基に、単純な力学モデルの複雑な現象や受動歩行機械について紹介する。 成川 輝真 機械工学 前期:月

後期:月・火

24 飛行機はなぜ飛ぶのか? 揚力の発生原理について説明し、翼周りの流れの可視化実験を行う。 姜 東赫 機械工学 前期:6月中旬以後の月・金、 後期:金
25 音と振動 音と周波数について説明します。また実際の音をその場で聞いて、音色と周波数の関係についても実感してもらいます。 坂井 建宣 機械工学 前期:月・火・水・金

後期:月・金

26 太陽光発電とLEDの意外な関係 光で電気を作る「太陽光発電」と電気で光を作る「LED(発光ダイオード)」。これらはどちらも半導体でできていて、意外な、そして深い関係があります。この授業では、その意外な関係について紹介します。 長谷川 有貴 電気電子物理学 月・火・水・金
27 人と触れ合えるロボットを目指して ロボット技術に関する最近の動向を紹介する。そして人と触れ合えるロボットの実現にはどのような技術が必要か、そのために大学生がどんな勉強をして研究に結び付けているかを述べる。 辻 俊明 電気電子物理学 前期:月・金

後期:火・水・金

28 クリーンエネルギーの代表格

-太陽電池の基本

脱炭素社会の実現に向けて、各地で太陽光発電の導入が進められています。この講義では太陽電池の種類や作り方、太陽光を受けて電気をつくる仕組みを基本から分かりやすく解説します。 八木 修平 電気電子物理学 火・金
29 宝石,結晶,科学,国際 大学の意味合いを理解するために高等教育とその先にある就職について話しをした後、科学を通して日本からの脱出法方法について探る。 長谷川 靖洋 電気電子物理学 前期:火・金

後期:月・水・金

30 カーボン系材料の魅力 炭素でできた材料、ダイヤモンドやカーボンナノチューブ等はとても魅力的な性質をもっています。ダイヤモンドを用いた新しい磁気、温度センサ、カーボンナノチューブによる熱電材料等、近年注目される炭素材料の新たな応用についてお話します。 清水 麻希 電気電子物理学 応相談
31 錯視から学ぶ脳科学 人間の脳は外界の情報を効率よく処理します。実際の状態と見え方が異なる「錯視」は、脳内の様々なメカニズムの解明に用いられてきました。この授業では、錯視を通して脳の情報処理について学びます。 栗木 一郎 情報工学 前期:火・水・金.後期:月・火・水・金
32 視覚に訴えるコンピュータグラフィックス 映像制作などの様々な分野で用いられている、CGの最先端技術について、技術論文や動画を交えて紹介します。 岩崎 慶 情報工学 前期: 水・木

後期: 月・水

33 “つながり”から見る世界 私たちは複雑な“つながり”の中で生きています。本講義では人にまつわる“つながり”について情報工学の視点からお話しします。 島田 裕 情報工学 前期:水、

後期: 月・木

34 フードテックによる食べられる情報 本講義では、情報技術の観点からフードテックを取り上げます。特に、食品とその食体験との結びつきについてや、食品プリンターなどの現在の食品技術の概要、情報処理関連分野への応用について紹介します。 プンポンサノン パリンヤ 情報工学 前期/後期 木

8月下-9月末、1月末-2月末は不在

35 コンピュータで生体分子を見る

〜生命現象から新型コロナまで〜

我々を含む地球上の生命はどのようにして作られているのでしょうか?設計図である遺伝情報はDNAにありますが、それを実際に運用して生命現象を担っているのはタンパク質という分子です。ミクロのサイズであるタンパク質を「見る」ためにコンピュータが活躍しています。本講義ではDNAの解説からはじめてコンピュータを用いた生命科学研究の一端を紹介します。 松永 康佑 情報工学 前期: 水・木

後期: 水・木

36 分子は右利き?左利き? ナノサイズの有機分子の多くは私達と同じく「利き手」を持っています。この講義では医薬品や香料など、私達の生活にも関係する「分子の利き手」について解説します。 小玉 康一 応用化学 応相談
37 暮らしに役立つケイ素 地球上に豊富に存在するケイ素が、化学の力によって私たちの生活にどのように役立っているのかを概説します。 三浦 勝清 応用化学 応相談
38 アルミニウムの有機合成への応用 金属アルミニウムは、広く生活に利用されているが、有機基が結合した有機アルミニウムも有機合成反応に利用されている。その利用例の紹介と、最近開発された新たな有機合成反応への応用を紹介する。 木下 英典 応用化学 応相談
39 放射線の検出と機能性色素 放射線の種類や影響、利用についての基礎的な知識と色素による検出法について解説します。 太刀川 達也 応用化学 応相談
40 分子を分離する方法 本講義では、分子を分けることの重要性とそ化学的な方法について解説します。 半田 友衣子 応用化学 応相談
41 液晶のいろいろ 本講義では身の回りで見られる液晶についての説明と液晶とは何を示すのかを解説します。また、フラットパネルディスプレイ材料で使われている液晶についても解説します。 安武 幹雄 応用化学 応相談
42 カーボンニュートラルとは?〜触媒が人類を救う〜 二酸化炭素を資源として使う方法や、化石資源(石油など)依存からの移行方法など、地球と私たちを守る化学について講義します。 荻原 仁志 応用化学 応相談
43 大学で学ぶ分析化学〜分離化学で分子を作る〜 本講義では、高校と大学で習う分離分析法の違いと、研究開発レベルでの分離手法の応用がどのようなものであるかを簡単に説明します。 齋藤 伸吾 応用化学 火・木
44 冷やさないで氷を作ろう 氷には、冷凍庫で作る普通の冷たい氷以外に、冷たくない氷があります。特殊な装置を使って、この冷たくない氷を作る実験をします。 山口 祥一 応用化学 火・水
45 体の中を躍動する分子たち 本講義では我々人間を含む生物の体内で活躍する蛋白質、DNAなど、生体分子の動きと機能について解説します。 乙須 拓洋 応用化学 前期 応相談

後期 水・金

46 界面化学で高分子を作ろう!―人工イクラから色の変わる高分子超薄膜まで― 目の前でたくさんの実験を見ながら、楽しく聞ける授業です。化学反応を目で見て、触って、感じて下さい。 藤森 厚裕 応用化学 前期:月~木

後期:火~木

47 感染症に挑む!〜工学からのアプローチ〜 ウイルスと細菌の違いをはじめ、身近な感染症について、工学的な視点でわかりやすく紹介します。 松岡 浩司 応用化学 応相談
48 今、シリコンがおもしろい!~岩石から医療材料まで~ ケイ素は、岩石の主成分として、自然界に多く存在しています。我々は、このケイ素を利用した感染症の抗原検査キットを開発し、従来品より1,000倍もの高感度で検出できることが分かった。講義では、これらの紹介を行う。 幡野 健 応用化学 応相談
49 働く宝石を創る〜人工結晶の合成と用途〜 本講義では我々の生活に欠かせない工業製品となる人工宝石の作り方とその利用法について解説します。 武田 博明 応用化学 応相談
50 光とナノテクで探る生体信号 光とナノカプセルを使って生体・細胞内に潜入し様々な現象を可視化、その信号を解説します。 鈴木 美穂 応用化学 応相談
51 色と光の世界 本講義では高校で習う光について、さらに詳しく性質を概説するだけでなく、物の色が見えるのは?という素朴な現象の理由を合わせて概説する。 石丸 雄大 応用化学 応相談
52 地球炭素資源の家計簿をつけながら行動しませんか? 枯渇性有機化石資源(石炭、石油、天然ガスなどの化石エネルギー)、循環性・再生可能なバイオマス資源について解説します。 王 青躍 応用化学 応相談
53 聞こえない音(超音波)の化学と環境応用 超音波はエコーやソナーのように計測機器に用いられる一方で、水中に照射すると特殊な物理化学現象を引き起こします。これら現象の原理と環境改善に応用する手法について解説します。 関口 和彦 応用化学 応相談
54 生命現象を化学の視点で考える 生命現象は、様々な化学反応が同時多発的に生じることで成立しています。本講義では、生体分子やそれらの化学構造など、生命現象を化学的な視点で解説します。 山口 雅利 応用化学 応相談
55 土木におけるAIの応用 橋梁、建築などの建設分野ではAIとDXが大活躍しています。AIの歴史を簡単に説明し、身近なAIの仕組み、土木工学における維持管理AIや地震防災DXの応用を解説します。 党 紀 環境社会 応相談
56 交通安全とまちづくり 日本における交通事故の現状と国内外の交通安全対策を、大学の研究成果とともに紹介します。 小嶋 文 環境社会 応相談
57 「ジオヘリテイジ」を巡って心豊かに暮らそう ジオパークや自然遺産、石造文化遺産などの「ジオヘリテージ」は地球からの恵みです。その利用や保全には地学や地盤に関する理解が大切で、事例を紹介しながら説明します。 小口 千明 環境社会 応相談
58 ハザードマップを”読もう” 自然災害の理解には、地形変化の理解が肝要です。ハザードマップの基図は地形分類図であり、地理院地図を活用しながらハザードマップ解釈のための着眼点を説明します。 小口 千明 環境社会 応相談
59 地震による被害と対策 過去の地震、これから起きる地震とは?地震の被害を減らすための対策を紹介します。 齊藤 正人 環境社会 応相談
60 コンクリートのひび割れ 皆さんにとって身近なコンクリート。実はひび割れが入っても大丈夫?その理由について教えます! 浅本 晋吾 環境社会 前期:木曜日.後期:月曜日午前,水曜日午後は×
61 ゲリラ豪雨を観測する 近年、ゲリラ豪雨や竜巻による甚大な被害が社会問題となっています。この講義では、世界最新と言われる「マルチパラメータフェーズドアレイ気象レーダ」の仕組みと観測例について紹介します。 長田 昌彦 環境社会 応相談
62 防災・減災に必要な地学の知識 自然災害の発生の仕方には地域性があります。皆さんの地域では、どのような自然災害が発生する可能性があるのかを、お住まいの地域の地形や地質を学びながら、一緒に考えたいと思います。 長田 昌彦 環境社会 応相談
63 砂時計のサイエンス(粒状体の力学と地盤工学) 砂(粒状体)を使った実験と現象を通じて、固体、液体、気体のどれとも違う性質を紹介し、同じく粒状体でできた地盤の特性と、社会とのかかわりについて話します。 内村 太郎 環境社会 応相談