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の国・理工系進路選択エンカレッジプログラム

サイエンス体験スクール

Summer School サイエンス体験スクール

サイエンス体験スクール(女子中高生対象)

中学校・高等学校の休み期間中に、全2日間から成る「サイエンス体験スクール」を開講します。1日目は参加者全員が集まり、開講式とオリエンテーションにより、参加者どうしの絆を築きます。その上で、各ラボ(研究室)に分かれて最先端の研究に挑戦します。2日目も研究体験を行い、研究への興味関心を深めます。午後からは、自分が何の研究を行い、そのために、どのような実験を行ってきたか等、研究体験の成果を発表(あるいは交換)します。
各ラボでは、先輩となる女子学生と交流するとともに、大学生・大学院生がきめ細やかにサポートをしながら、グループで実験活動を行います。グループでの実験活動を通して、研究仲間との協力の必要性や共同研究の重要性も学ぶことを目指しています。

2021年度は中学生向けにサマースクール、高校生向けにオータムスクールを実施しました。

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【8月28日】「サイエンス体験サマースクール」を開催しました

令和3年8月28日(土)、埼玉大学サイエンス体験サマースクールをオンラインで開催しました。
当日は、緊急事態宣言期間中ということもあり、対面での実施からオンライン開催に変更しての実施となりましたが、埼玉県内外から23名の女子中学生の皆さんが参加しました。

最初に、黒川理工学研究科長から、開会の挨拶があり、オリエンテーションの後、参加者は、以下の7つの実験テーマに分かれて、大学のラボでの研究を体験しました。

  1. 水の浄化実験から環境を学ぼう
  2. 音叉(おんさ) -音波の性質を調べよう-
  3. 化学発光 -光る化学反応を体験しよう-
  4. マクロな建設材料もミクロから -石材や煉瓦の美の秘密をさぐる-
  5. 未来を変える新材料!カーボンナノチューブを金属と半導体に分離してみよう!
  6. 人工知能によるスケジュール作成を学ぼう
  7. 電子顕微鏡でミクロの世界を見てみよう

オンラインで実験をどのように体験してもらうか、実験の楽しさや面白さをどう伝えるのかなど、オンライン実施の難しさもありましたが、参加者は、画面越しに様々な現象を見たり、研究者に質問をしたり、実際に手を動かしてワークを行うなど、科学のおもしろさを体験していました。「電子顕微鏡でいろいろなものを見ることが出来てよかった」、「ミクロの世界に興味が湧いた」、「授業の時に分からなかった内容が今日の説明で理解できた」等の感想が寄せられました。

午後の部は、午前とは別の実験テーマに分かれて体験した後、本学の女子学生を囲んで「女子学生と語ろう」を行いました(進行役:長谷川有貴准教授)。参加者からは事前アンケートやチャットを通じて、「現在の研究や将来の希望について教えてほしい」、「理系はどうして男性が多いのですか」などの様々な質問が寄せられ、みな、女子学生の回答を真剣な表情で聞いていました。「女子学生と語ろう」の1時間はあっという間に過ぎ、閉会となりました。

参加者からは、「(理系の進路選択が)教科の得意、不得意ではないことが参考になった」、「次回は現地で参加したい」等の感想が寄せられました。

開会の挨拶をする黒川研究科長(右)
「女子学生と語ろう」 進行する長谷川准教授
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