【2月24日】「熊谷市立大里中学校 」出前授業を実施しました
【授業日】2023年2月21日
担当教員 金子 康子 テーマ 「電子顕微鏡で見た植物の世界」
担当教員 藤原 隆司 テーマ「くらしの中の貴金属のはたらき」
担当教員 長谷川 有貴 テーマ「太陽光発電とLEDの意外な関係」
3名の講師が同校を訪問し、中学1年生78名、2年生79名を対象に、上記内容で学年ごとに2コマの授業を行いました。
金子講師の授業では、光学顕微鏡、電子顕微鏡によりどれくらい小さな物を見ることができるかを説明し、持参した珍しい水生食虫植物ムジナモの植物界最速といわれる捕獲運動を体験しました。授業中、質問に対して積極的に答える生徒も多く、実際にムジナモの捕虫葉に触れて捕獲運動を観察する活動では、生徒は熱中して取り組んでいました。
藤原講師の授業では,貴金属がアクセサリーばかりではなく,医薬品や携帯電話などのデバイスなどに用いられており、重要な働きをしていることを紹介しました。生徒は、紫外線を照射することでも発光する化合物を、部屋を暗くして、様子を観察しました。講義終了後には教卓に展示した様々なサンプルを見に来るなど興味を持つ生徒が多くいました。
長谷川講師の授業では、半導体を用いた電気技術である太陽光発電とLEDについてその仕組みや構造,LEDの波長とエネルギーの関係と青色LEDの研究がノーベル賞受賞テーマとなった意義などを紹介し,電気電子分野への興味,関心を引き出すことを目指し授業を進めました。生徒はLEDを観察し、実際に発光したり発電したり体験型授業に興味を持って参加していました。
今回は、中学1・2年生を対象に授業を行っており、授業中の言葉への理解が難しい場面が多かったと思われましたが、観察をしたり作業をするなどの体験から、生徒は楽しんで授業に参加しているように見受けられました。
授業後は、埼玉大学教員と学生、校長、教頭、北部教育事務所指導主事にて、情報交換会を行いました。
【生徒の感想】
・草も生きていると思った
・理系で学ぶ内容や仕組みがわかりました。また、身の回りで使われている貴金属の種類などがわかりました
・私は今回の授業に参加して身近にあったledの仕組みが分かり電気に興味がわきました
・大学の先生が教えてくれたので分かりやすかった
・植物に関心がなかったけれど少し興味持てました
・初めて知れた事もあったので良い経験になりました