■農場紹介新着情報
埼玉大学教育学部大久保農場は学生駐車場の西側に位置し,約10aの圃場面積を有しています。主に中学校技術科の教員免許取得にかかわる作物栽培の実習フィールドとして運用されるほか,教職キャリア科目の「スクールガーデニング」や,経済学部を主体とした有機農業研究会の活動,学生ボランティアによる障害者福祉施設の収穫体験活動,そよかぜ保育室園児の農業体験といった教育・研究活動の場として幅広く活用されています。
また,大学運営と社会貢献活動の一環として,第2農場の整備や附属学校園圃場の耕運・整備等の支援も行っています。農場で採れた生産物は,学内の教職員に販売して喜ばれています。
毎年11月には大久保農場収穫祭(令和元年で39回目)を学生主催で開催し,全学や教育学部学の教職員の皆様に参加していただくとともに,さいたま市長からレターを頂戴しています。
大久保農場は一般開放されています(平日9:00~17:00)。皆さまどうぞお気軽にお越しください。
*COVID-19の影響により,当面の間は関係者以外の立ち入りが禁止されています。学生も入構できません。ご了承ください。(2020.4.27)
埼玉大学広報誌「
サイダイコンシェルジュ」(p.2)にて大久保農場が紹介されました(2020.11)
■埼玉大学教育学部大久保第2農場
埼玉大学構内の南西部に直角三角形のような形をした土地があります(面積約0.6ha)。本年度より,教育学部がこの土地を管理することになりました。土地の名称は,「教育学部大久保第2農場」(以後,第2農場と略記)です。既存の大久保農場は教育学部大久保第1農場になります。第2農場の“通称”は未決定で,自然発生的に決まるのを気長に待つことにします。
さて,第2農場は,「遊び心ある自然の学び場」としての教育的活用が図られています。第2農場はしばらくの間放棄されていたため,植栽樹にクズなどのつる植物が絡みつき,日当たりのよい場所はササで覆われるなどして,いまは荒廃した状況にあります。まずは学生実習を兼ねて路づくりと草刈りからはじめることになりそうです(右下写真)。当面は,この開墾作業を兼ねて学生に農機具の使い方を伝えたり,生物観察を行ったり,堆肥づくりを実践したりしながら徐々に土地整備をしていく予定です。
そうして将来的には,地域に開かれた自然体験学習のフィールドとして,子どもたちが出入りしながら秘密基地をつくったり,生き物を捕まえたり,果樹を収穫したりできるような空間にしたいと考えています。
(教育学部ニューズレターより一部抜粋)
【活動の記録】
※随時,入り口周辺の草刈り
・2012年7月6日 第1回大久保第2農場運営委員会
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2012年7月19日 植物相(フロラ)調査
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2012年8月3日 チェーンソー講習会
・2012年8月7日 植物相調査と植生調査
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2012年8月20日 植生調査と環境傾度測定
・2012年10月26日 草刈り機講習会
・2012年11月16日 第2回大久保第2農場運営委員会
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2013年1月15日 草刈りの下見(降雪直後)
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2013年1月25日 草刈りと択抜に関する野外実習
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2013年3月8日 下草刈り,樹木の択抜,ごみ拾い,草刈り機講習会
・2013年3月28日 下草刈り,樹木の択抜,ごみ拾い,チェーンソー講習会
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2013年5月10日 植物相調査
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2013年9月26日 植物相調査
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2013年11月29日 植物相調査
・2014年3月27日 ごみ拾い
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2014年6月25日 下草刈り,草刈り機講習会,樹木の択抜,チェーンソー講習会,ごみ拾い
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2014年10月17日 下草刈り,草刈り機講習会,ごみ拾い
・2015年6月19日 下草刈りと枝打ち,看板設置(悪天候)
・2016年9月16日 下草刈りと枝打ち
・2017年1月12日 栽培環境フィールド実習
・2018年8月5日 下草刈り,草刈り機講習会,つる刈り,ゴミ拾い
■スタッフ紹介新着情報
浅子孝一(教育学部技能補佐員)
皆さんこんにちは。大久保農場の浅子です。
この農場では,技術専修と乳幼児専修の学生が学んでいます。主に,学校園で栽培されている野菜(トマトやナス,ピーマン,ラッカセイ,サツマイモ,ハクサイ,ダイコン等)や鉢花(マリーゴールドやキバナコスモス,サルビア等)を栽培しています。植物や土にふれる栽培実習をとおして,学生たちがたくさんの経験を積み,将来の教育現場で生かせるような指導をしています。
農場の建物は歴史ある木造づくりで,教員や学生,近くの保育園児たちから「なぜか心が落ち着く場所」だと言われています。春は桜が咲き乱れ,夏は緑に囲まれる自然あふれる農場です。皆さんのお越しをお待ちしています。
畠山修一(教育学部技能補佐員)
皆さんこんにちは。大久保農場の畠山です。2023年度より当農場でお世話になっております。2021年3月までは,埼玉県農林部で普及指導員(農業改良普及員)として農業の現場に立ち,農家の皆さんが抱える作物栽培や農業経営に関する課題解決に取り組んでおりました。
大久保農場では,生物育成の技術にかかわるたくさんの事象に遭遇できます。そのひとつひとつが,未来に生きる子供たちの関心の扉を開く素材となっていることに,感動をもって向き合う日々です。
この農場で,学生の皆さんとともに,将来の教育現場に生かせるような学習モデルの構築に尽力したいと思っております。皆さんのお越しをお待ちしています。