Last Modified : 2025年7月21日 (月) 1:46 pm


これまでの活動について、日本物理学会2025年3月号に掲載され、表紙も飾っています。


2025年度の「虹色に輝く宝石を作ってみよう2025」を7月19日(土)に実施し、
合計23名の方を招待させていただきました。


虹色に輝く宝石を作ってみよう2025の様子

最近の出来映え

それなりに大きく、虹色に輝く(反射している)
ビスマス結晶
とある理由で、いろいろな宝石を作ってみました。
右上の大きい宝石が、左の写真です

 “宝石”という言葉には、誰でもときめきを覚えます。より光り輝く宝石を作り出すために科学が発展し、その中でさまざまな発見があり、今の最先端科学につながっています。虹色に輝く宝石づくりを体験し、より大きく、より美しい宝石を作るためには何が必要かを考えながら、宝石を構成する原子の並び方,最新科学,将来のエネルギー技術に触れてみましょう。

 本プログラムでは小学校5,6年生,中学生を対象としており、参加費は無料です。夏休みの自由研究として自分で作った宝石は標本化して持ち帰って観察してみましょう。

 参加希望小学生については、保護者の方もご一緒に参加して頂きますようお願い申し上げます。

2015年度の実施例2016年度の実施例2017年度の実施例2018年度の実施例2019年度の実施例2022年度の実施例2023年度の実施例2024年度の実施例

Bi01
Bi(ビスマス)を使った虹色宝石の作製例

b



 2025年7月19日(土)に「虹色に輝く宝石を作ってみよう2025」を実施しました。非常に暑い一日でしたが、大きなトラブルも無く、無事に終えることが出来ました。関係各所の皆様のご協力に感謝致します。

皆さんの受入準備は既に完了しています。

さあ、早速始めていきましょう。

配布物の確認などをしてきます

全体ガイダンスを進めていきます

グループで行動するので、まずはクッキータイムです

すぐに講義を始めて行きましょう

今、科研費で行っている研究の紹介を

毎年暑いのですが、キャンパスツアーとして、埼玉大学科学分析センターの見学です

まずは確率の話し,つまり持って帰れる宝石の大きさは、ガラガラで決まります。

さあ、実験開始です。安全第一で、着替えていきます

さあ、実験の開始です

クッキータイムでリフレッシュ

原材料ののBiを溶かしていきます

うまい棒(ただし、チーズ味のみ)でフラーレン(C60)を作ってみました

薄いBiを手で割っていきます

温度管理で、アルミ箔によるカバーを作っています

ガラガラも進んでいます

作製したいろいろな宝石です

納得する宝石が作れたでしょうか

そろそろ終わりの時間です、修了証を授与していきます

最後のあいさつです

皆さん、笑顔でお別れです。


主催:01国立大学法人 埼玉大学,02独立行政法人 日本学術振興会
共催:03埼玉県


何か質問がありましたら、hasegawa@mail.saitama-u.ac.jpまでご連絡ください。


Last Modified : 2025年7月21日 (月) 1:46 pm

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独り言
 2013〜2015年にかけて、文部科学省研究振興局の学術調査官として科研費全般ならびに新学術領域研究のサポートをしてきて、研究会のスーパースターである領域代表に「科研費の成果を国民に知らせるためのアウトリーチをお願いします」といってきました。翻ってみると、私自身お願いするだけで何もやっていないことに気づきました。そんなことも有り、研究で使っている材料,ビスマスを使って何か科学の興味が湧くようなことをやってみようと考えたところ、「ああ、Biは骸晶で、一昔前は宝石っぽく扱われていたなぁ」ということを思い出しました。比較的融点も低く、再結晶化が可能で、また空気中で結晶化する際に酸化膜を形成することで、その厚みによって虹色になることを思い出し、ひらめき☆ときめきサイエンスのテーマとして相応しいのでは無いかと思い、アウトリーチ活動の一環として始めました。