Global Youth(GY)プログラム | ![]() |
世界の人口の8割を占める途上国の開発をどう進めるのか。確固たるシナリオなき世界に向き合い、多様な課題を理論的、実践的にリードしていける人材育成を目的として、特別教育プログラム「Global Youth(GY)」を開設しています。
- 所属学部の専攻分野をベースとした国際開発専門科目の履修 -
所属学部での授業科目を学びつつ、併行して1年生後期~4年生後期に国際開発専門科目を履修し、4年間で卒業します。
- 海外留学 -
本学での英語スキル教育に加え、海外留学を行うことにより、英語による表現・発信能力、思考能力を身につけます。
- インターンシップ -
開発関係機関や企業におけるインターンシップに参加し、社会の現場での実践的経験から開発の現状を学びます。
→ インターンシップ体験記はこちら
- 参加要件 -
本プログラムは、選抜制です。参加希望者はコース開始前にTOEICが一定以上の得点に達していることが求められます。
→ GYプログラム志願者むけ情報はこちらから
内田 綾香 GY7期生/教育学研究科/
専門職学位課程(教職大学院)教職実践専攻2年
(エジプトでのインターンシップにて)
「留学するってことは英語の先生になるの?」
私が何度この質問をされたか。
でも、どうして?何のために留学するのでしょうか?今やオンラインで様々な場所、人と繋がることができる時代です。
私はアメリカのアーカンソー州立大学への留学やJICAエジプト事務所でのインターンシップを経て、「モノの見方・考え方」が大きく変わりました。このことを「メガネをかける」という比喩で子どもたちに伝えています。
①自分の知らない世界、人、文化、生活に触れると、今まで見えてこなかったものが見えるという意味でのメガネ。
②その地に住む人の考え、抱えているものに自分も同じ地に足をつけて触れると、上辺ではなくその考えの背景を自分ごとに考えることを経験するという意味でのメガネ。このメガネは、自分自身の物事の考えを見つめ直す、考え方のアップデートに非常に役立つ道具だと私は考えます。このメガネはオンラインでももちろん手に入りますが、その地に足をつけることでより鮮明に見えてくるものもあるように思います。よって、冒頭のどうして留学するの?という質問に対しては「メガネをかけて自分自身の価値観や考えを常にアップデートするため」が私の答えです。ですが、これはGYを修了するまでに見つけた私なりの答え。10人いれば、10個答えがあるかもしれません。みなさんなりの答えを見つけてみてください。
GYは埼玉大学の中でもすごく、すごく特殊な場だったなと感じます。4年間同じ仲間と一緒に留学やインターンシップを通して成長できるからです。1年生からずっとゼミがある感覚です。もし私がGYに入っていなかったら、教育学部から留学する人は非常に少ない中で孤独だったなぁ…頑張れていたかな?と今は思います。また、授業、GY生専用控え室ではディスカッションが絶えず、様々な所属・バックグラウンドをもつ同期や先輩方、そして後輩の考えに触れ、改めて自分の考えを問い直す時間となりました。
GYプログラムは目的ではなく、みなさんの大学生活に色を塗るためのツールの1つです。ぜひ有効活用してください。
澤田 明宏 GY9期生/経済学部 4年
(ドミニカ共和国でのインターンシップにて)
GY生だからできたインターン先での経験についてお話しします。
インターン先は、JICAドミニカ共和国事務所でした。広報活動がメインでしたが、2ヶ月間居たので様々なことに取り組みました。GY生でなければ、そもそも海外ましてやカリブの途上国の島のインターンに参加しようと思いませんでしたし、情報や支援も得られませんでした。留学と違い海外インターンの良い点は、プロフェッショナルな社会人と一緒に仕事できる点に尽きると思います。同じくGYプログラムを通してイタリアの大学へ留学も行いましたが、その時は同世代の友達と楽しく勉強、異文化交流、言語習得などのインプットの側面が大きかったと感じます。一方で、インターンはもちろん実践の場なので、上司に時には厳しく結果、つまりアウトプットが求められたこともありました。学生気分でアイデアを提案して却下されることは日常茶飯事でしたが、今までGYや大学で何を得たのかを試されていると痛感すると共に、発揮できる貴重な場だったのでとても充実した時間を過ごしてきました。そんな中でも、学生インターンということで周りの方は温かく支援してくださり、開発援助の考えについて様々な立場の方々から聞くことができ、大学や本を通してはわからない知り得ないことを吸収でき、とても刺激に溢れていました。
最後に一つ伝えたいことは、ぜひ目的を持ってGYに入ってもらいたいということです。目的は何でも良いし途中で変わっても良いのです。自分もそうでした。そしてその目的達成のためにGYをとことん使いたい倒してもらいたいです。
前期 BBセミナー開催予定
7月開催
終了しました7月19日(火) 「ベトナムから世界を考える」 詳細はこちら
スピーカー:小中 鉄雄 教授 (研究機構研究推進室)
アジアで存在感を増すベトナム。今回は同国事情を紹介しつつ、日本、中国等との
対外関係のポイントについてお話します